スチールドアなどの生産プロセスのシステム化、BIM活用のモデル事業に採択
この記事でわかること »
BIM活用のパートナー事業者型
野原ホールディングス株式会社と野原産業エンジニアリング株式会社は、東亜建設工業株式会社と共同で、国土交通省が主催する「令和4年度 BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業」に参加した。
2022年8月23日に、「鋼製建具生産サプライチェーンにおける生産性向上のためのBIM活用方法の検証」における「パートナー事業者型」として採択されたと報告している。
スチールドア生産のシステムを構築
3社が取り組んでいるのは、スチールドアなど鋼製建具の見積から製作図、工場生産までのプロセスを、BIMデータでつなぐシステムを構築し効果を検証するというものだ。
スチールドアは、開き方や金具の組み合わせなど膨大な種類を持ち、承認された製作図をもとに、熟練工が加工に必要な展開図となる「バラ図拾い」が重要となるが、近年は生産工場数の減少、熟練工の不足などから将来的に生産の遅延が懸念されている。
スチールドアの需要の高さに対し、建設プロジェクト内の迅速な決定と安定した供給を行うためには、データを活用した一貫したシステムの構築が求められることから、国が主導しているBIM支援プラットフォーム「BuildApp(ビルドアップ)」を活用することになった。
施工者・専門工事会社・メーカー・工場などサプライチェーン全体がデータでつながることで、生産性の向上が期待できる。
(画像はプレスリリースより)
野原ホールディングス株式会社のプレスリリース
https://nohara-inc.co.jp/news/
編集部
俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真