
【建設関係者必見】今さら聞けない現場監督が知っておきたい用語集
建設工事などで現場監督になるには、国家資格のほか実務経験が必要になります。
そのため、略語など工事現場で使われることが多い専門用語も熟知する必要があります。
しかし、年齢を重ねた現場監督になると「新しい言葉が通じない」、20代や30代前半の新人現場監督の場合は「先輩方の言葉がわからない」ということもあります。
ここでは当たり前のようだけど、いまさら聞けない専門用語をまとめました。
この記事でわかること »
覚えておきたい用語集
【KY活動】けいわいかつどう:危険予知の頭文字であるKYを模したもの。事故や災害を未然に防ぐために、これから携わる作業に潜む危険を指摘しあい、気付きを得るための活動。
【42条2項道路】よんじゅうにじょうにこうどうろ:建築許可を取得する場合には、建築基準法第42条にのっとって、土地が4m以上の幅がある道路に接している必要がある。
もし、基準とする道路が4m以下の場合、道路の中心を起点とし2m後退した部分を敷地境界とみなさなければならない。この後退する必要が生じた道路を「2項道路」と呼ぶ。
【朝顔】あさがお:とび職の間で使われる略語。仮設足場に乗って作業をする場合、道具や資材を落とした場合、それが事故につながらないように途中で受けてくれるひさしのこと。
このひさしを設置した場合には、道路占有許可を得る必要があるため、現場監督は言葉の意味と職人が「朝顔」の設置を確認する理由に注意したい。
【工程管理】こうていかんり:現場監督が有期工事の中で一番気にしなければいけない項目。それぞれの工事を複数の下請け業者に発注するが、有期工事であるため工程通りに下請け業者の作業が終わらないと、工期が遅れてしまうリスクを負う。
人件費の無駄などを防ぐため、工程管理をしっかり行い、適切な作業時間を割り出すことも大切な業務の一つ。
【実行予算】じっこうよさん:工事現場において実際にかかると思われる予算を指す。費用・経費等を算出するほか、工期などを絡めて算定する。単純に予算を出すだけではなく、企業にとっての利益まで示さなければいけない。
まとめ
現場監督は実務経験よりも有資格者かつ学歴を持った人が多く、職人たちの間で飛び交う略語や俗語についていけないという人も少なくありません。
また、現場監督の仕事の中で大事な伝達を見落としてしまうことも少なくありません。
労災事故につながる可能性も秘めていますので、言葉の意味を知ることはもちろん、職人たちとのコミュニケーションをとれるように励むことも大切です。
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編集部
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