
【建設業法で定義される用語の種類⑦】管工事
管工事は建設業法の中で配管などの設備工事のことを指す専門用語です。
空調機、ボイラーなどの機械や、冷温水配管、給水、給湯、配水などの衛生配管工事などが該当します。
管工事を行うためにはどんな資格が必要なのでしょうか。
工事内容や必要な資格などについてご紹介します。
この記事でわかること »
管工事とは
管工事とは冷暖房、給排水、空気調和などのための設備を設置する工事のことです。
または金属製の管を使用した水、油、水蒸気、ガスなどを送るための設備を設置する工事も含まれます。
管工事に必要な資格は、1級管工事施工管理技士、2級管工事施工管理技士です。
また技術士として機械部門「液体工学」または「熱工学」、総合技術監理部門(機械「液体工学」または「熱工学」)、上下水道部門・総合技術監理部門(上下水道)、上下水道部門「上水道および工業用水道」・総合技術監理部門(上下水道「上水道および工業用水道」)、衛生工学部門・総合技術監理部門(衛生工学)、衛生工学部門「水質管理」・総合技術監理部門(衛生工学「水質管理」)、衛生工学部門「廃棄物管理」・総合技術監理部門(衛生工学「廃棄物管理」)などの資格を持っている方が管工事の専任技術者になることができます。
また実務経験が10年以上ある方も、管工事の専任技術者になれます。
管工事と水道施設工事の違いは?
管工事には水道工事も含まれますが、水道施設工事業とは分けられています。
管工事は、家屋などの施設内の配管工事や、小水道などの配水小管を設置します。
水道施設工事は、上水道の取水・上水・配水などの施設や下水処理場内の設備を造ったり、設置したりする工事です。
また規模の大小問わず、浄化槽により、し尿処理施設工事は管工事に該当します。
また公道下の下水道配管工事などは土木一式工事に分類されます。
さらにトンネル・地下道などに設置する給排気用の機械工事は、機械器具設置工事業になります。
機械器具設置工事は、全ての機械器具類の設置に関するものが含まれているため、管工事や電気工事、電気通信工事などと重複するものがあります。
電気工事はそれぞれの専門工事に分類されますが、複合的な機械器具の場合は機械器具設置工事となります。
管工事とどちらに該当するか分からない場合は、早めに行政書士などに相談しましょう。
配管などの設備を行う工事
管工事は、冷暖房や給排水、空気調和などの管を使用する設備を設置する工事のことです。
水道施設工事や電気工事、機械器具設置工事とどれに分類されるか分かりにくい種類の工事ですので、許可を取る際にはよく確認しましょう。
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