下水道管路異常検知システム、「第24回自動認識システム大賞」に入選

ICタグ下水道管路異常監視システム

管清工業株式会社は、同社が開発した「ICタグ下水道管路異常監視システム」が、2022年度「第24回自動認識システム大賞」に入選したと2022年8月25日に発表した。

「自動認識システム大賞」は、自動認識技術やシステムの発展と普及・啓発を目的に、一般社団法人自動認識システム協会が主催、表彰している。

これまで困難だった下水道の異常検知を実現

下水道管は、劣化などが原因で閉塞や道路陥没などの事故を引き起こしてしまうが、道路下に埋没されているため事故が地上に露見されるまで把握できない。また、下水道管は網の目のように広範囲に埋設されており、すべてを監視するのは困難だ。

その下水道管内の監視を実現したのが今回入賞した技術。ICタグとクラウドで下水道管路の異常を検知・通報するもので、膨大で広大な下水道管路網の異常箇所も検知できるシステムだ。

ICタグが発生箇所と時刻を記録

降雨、地震などで管内に異常が生じた場合、あらかじめ設置されていたRFIDタグが自動放出され、タグが下流側に設けられた監視ゲートを通過すると、そこで監視装置が発生箇所や時刻などの情報を読み取り、管理者に通報する仕組みになっている。

自動認識システム大賞からは、これまで困難であった検知を実現した先進的な技術であると評価されている。現在は、現場での実証実験を進めているところだ。

（画像はプレスリリースより）

管清工業株式会社のプレスリリース（PRTIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000105097.html

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