住友林業、高い耐震性・断熱性を備えたCLT活用の木造郵便局を施工

住友林業が「＋エコ郵便局」の第1号店を施工

住友林業株式会社（以下、住友林業）が、CLT（直交集成板）活用の木造郵便局を施工したと、3月15日に発表している。

同木造郵便局は、千葉県南房総市にある丸山郵便局で3月22日に開局を予定。日本郵政グループが推進するカーボンニュートラルの実現を目指す、環境に配慮した郵便局「＋エコ郵便局」となる。

住友林業は今回、木造平屋建てになっている同郵便局の壁にスギ材のCLTを、屋根にスギ・ヒノキのハイブリッドのCLTを使用。CLTは直行積層で寸法安定性があり、高い耐震性・断熱性を備えている。同郵便局において同社が使用したCLTはおよそ51立方メートルで、壁と天井部分はCLTが現しとなり、木質感のある店舗となった。

地元千葉県産の杉材を「焼杉」として外壁部分に使用

丸山郵便局には再生可能な木材を活用したほか、太陽光により自家発電設備も導入。地元千葉県産の杉材を焼き炭化させた「焼杉」も外壁部分に使用し、防火性・防腐・防蟻効果もある。

住友林業は、炭素社会の実現に向けて木材による炭素固定が重要だと考えており、今後もロードサイド店舗や公共施設を中心に、非住宅建築の木造化・木質化を推進していく意向を明らかにした。

（画像はプレスリリースより）

住友林業株式会社 プレスリリース
https://sfc.jp/information/news/2022/2022-03-15.html