業界随一!この建築物がちょっと変!2018【マンション編】
現場監督なら、マンション建設の施工管理を任されることがよくあるでしょう。
最近ではデザイナーズマンションなども増えていて、マンションのデザインもさまざまです。
たまに街中でかなり変わったマンションを見かけて驚くこともあるかもしれません。
ここでは、ちょっと変なマンションを紹介していきます。
この記事でわかること »
中銀カプセルタワービル
洗濯乾燥機をたくさん積み上げたような形状
銀座にある地上13階建ての古いマンションです。
外から見えると四角いカプセルのような形をしたものがいくつも積み重なっているように見えます。
四角いカプセルのようなものは、マンションの部屋です。
1つの部屋に円形の大きな窓が1つずつ付いていて、洗濯乾燥機のような外観をしています。
部屋の並び方は規則的ではなく、やや不規則に積み重なっており、窓の向きもバラバラです。
銀座にこんな建築物があれば、かなり目立ちそうですが、意外にもあまり目立ちません。
高速道路の近くにあり、近隣に同じくらいの大きさの建物がたくさんあるためです。
なぜこんな形になったのか
中銀カプセルタワービルは、1972年に建てられたマンションですが、老朽化したときのことを考慮してこのような形になりました。
実はこのマンションのカプセル状の部屋は、交換可能な作りになっています。
そのため、古くなったら老朽化した部屋だけ交換することを想定していたのです。
しかし、竣工から45年以上経った現在においても、実際に部屋を交換した例はありません。
沢田マンション
スロープ付きでとても複雑な形状の通称「軍艦島マンション」
高知県高知市にある鉄骨鉄筋コンクリート造で地上5階建てのマンションです。
外から見えると、非常に複雑な形状をしています。
スロープがところどころに付いていて、自転車などを上の階の部屋の前まで簡単に持って行けます。
マンション内の通路にはたくさんの自転車が止められていて、やや奇妙な光景に見えるでしょう。
車もマンション内まで入っていけます。
これが便利だと感じている住人も多いでしょう。
通路の一部は鉄骨が剥き出しになっていて、上の階の床から下の階が見えるところもあります。
他にも通常のマンションと違う点が多いです。
4階部分には庭があり、池まであります。
屋上は畑です。
実際に見えたことのない人にとっては、信じられないかもしれません。
なぜこんな形になったのか
沢田マンションを見えて、なぜこのような作りになっているのが気になる人は多いでしょう。
実は沢田マンションは、素人が作ったマンションなのです。
オーナー夫妻が自分たちで設計して自分たちで建設しました。
もともと変わった形状だったのが、増築を何度も重ねてきたため、現在では非常にインパクトのある外観になってしまいました。
現在沢田マンションに居住しているのは約70世帯で100人ほどです。
高知では名物建築物のようになっています。
ウィークリーマンションとして1泊単位で宿泊することもできるようです。
今後自分が変わったデザインのマンションを担当する可能性も
変わったデザインのマンションを見かけると、どのような作りになっているのか、ついじっくり見えてしまうでしょう。
建設業界で仕事をしていく中で、ここで挙げたような変わったデザインのマンションの建設に携わる機会もあるかもしれません。
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