なぜ調査が必要?地盤調査の方法について解説
一般的に、住宅などを建てる場合には、購入した敷地であれば地盤調査を行う必要がでてきます。
購入した土地なのに、どうしてそんなことをする必要があるのと疑問に思う人もいるかと思います。
また、実際どんな方法で調査を進めて、どのくらい費用がかかるのかという点も気になるところでしょう。
そこで今回は、地盤調査が必要な理由と、その方法と費用などについて解説したいと思います。
この記事でわかること »
なぜ地盤調査は必要なのか
住宅などの建築物を建てる際には、それを支えることが可能な状態の地盤が必要となってきます。
そのため、地盤が建築に適しているか否か調べるために、地盤調査が行われます。
地盤調査の結果、地耐力が基準値に達していればそのまま建築することが可能ですが、達していない場合には、地盤改良工事が必要となります。
地盤調査の方法と費用
地盤調査の方法としては、「スウェーデン式サウンディング調査(SWS試験)」が一般的です。
スウェーデン式サウンディング調査は、木造住宅の地盤調査で最も多く用いられる調査方法といえるでしょう。
この方法では、深度10m程度まで測定可能です。
先端がキリ状になっている器具に重荷をかけ、25cm下がるまでのハンドルの回転数で地盤の強さを測定していきます。
以前は、手動で行われていましたが、近年では調査の精度を安定させるという目的で、調査機器を使って実施することがほとんどです。
この他の方法として「ボーリング調査(標準貫入試験)」という地盤調査の方法もあります。しかし、大掛かりで費用も高くなってしまうため、一般住宅を建てる程度の規模であれば、あまり使用されることはないでしょう。
地盤調査の費用については、スウェーデン式サウンディング調査の場合であれば、10万円程度までが一般的でしょう。
地盤調査は非常に重要
家を建てる場合には、それを支えられるだけの地盤の地耐力が必要となってきます。
自分が購入した土地の地耐力が基準を満たしているか否かは、地盤調査をしないと分かりません。
前述した通り、もし地盤調査で地耐力が基準値以下だった場合には、地質改良工事を行う必要があるため、別途費用が発生してしまいます。
しかし、しっかりとした地盤の上に家を建てないと、将来の生活に不安を抱えることとなってしまいます。
そのため、家の耐久性も考慮した適切な地盤にしておくことが非常に重要となり、それを調査する地盤調査は必須といえるのです。
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