建設工事受注動態統計調査報告・令和4年6月の受注高は10兆6,567億円

建設工事受注動向6月分

国土交通省は2022年8月10日、「建設工事受注動態統計調査報告（令和4年6月分）」を発表した。建設工事受注動向、および公共機関・民間からの毎月の受注額を発注者別、業種別、工事種類別、地域別にまとめている。

受注高は前年同月比11.0％増加

6月の受注高は10兆6,567億円、前年同月比11.0％の増加となった。そのうち元請受注高は7兆4,495億円、前年同月比13.8％プラスで3ヶ月連続の増加となり、下請受注高は3兆2,071億円で4.9％のプラス、こちらは2ヶ月連続の増加だ。

業種別では総合工事業が6兆7,313億円で前年同月比12.5％増加、職別工事業は1兆3,577億円で1.9％の増加、設備工事業は2兆5,677億円で12.3％の増加だ。

元請受注高のうち、公共機関からの受注高は2兆851億円で前年同月比6.7％のマイナスで、2ヶ月連続の減少、一方民間等からの受注高は5兆3,644億円で24.4％のプラス、7ヶ月連続の増加となった。

公共機関・民間工事の受注工事額

6月の公共機関からの受注工事額は2兆290億円、前年同月比6.2％減少。そのうち「国の機関」からは5,206億円で17.6％の減少、「地方の機関」からは1兆5,083億円で1.5％減少した。
受注工事額が多いのは「道路工事」「教育・病院」「治山・治水」などだ。

6月の民間建築工事・建築設備工事の受注工事額は1兆2,450億円で前年同月比26.2％の増加、工事額が多いのは「工場・発電所」「住宅」「事務所」となっている。

（画像はプレスリリースより）

国土交通省のプレスリリース
https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_001088.html

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