ダム貯水池3Dマッピング技術「Nソナー」、NETISに登録

国土交通省から技術革新の評価

中央開発株式会社は、ダム貯水池3Dマッピング技術「Nソナー」が、国土交通省NETIS（新技術情報提供システム）に登録されたと2022年7月28日に発表した。

水上から水面下・水中を可視化

「Nソナー」は、小型調査船に魚群探知機を搭載して水上を航行して水面下や水中の状況を計測・可視化する新しい測量技術で、同社が独自に開発したものだ。

電波受信で得る測位記録、それに同期して記録される超音波測深データをもとに座標と水深を計測し、点群データ処理と水底地形図を作成する。

探知機で採取した点群データは現場ですぐに確認することができる。水底地形図は地形等高線図、3D鳥瞰図、縦横断面図等の出力が可能。従来の手法より時間・コストを抑えながら多彩な成果が提供できるのも特徴だ。

ダム貯水池・河川維持管理に

同システムは、ダム貯水池の土砂管理、河床の洗掘状況や水面下の河川構造物の状態などを把握する、河川維持管理などに活用できる。

今回、この技術は国土交通省のNETIS（ネティス）に登録された。NETISは、「New Technology Information System」のことで、革新的な技術を評価し、情報を一般公開することで民間企業の技術促進、公共工事の品質の確保、コスト削減など業界の発展を支援するものだ。

（画像はプレスリリースより）

中央開発株式会社のプレスリリース（PRTIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000093454.html

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