狭小地向け「屋根面換気ユニット」、リニューアルで防水性・換気性ともに向上

屋根換気の性能を向上

株式会社トーコーは、「屋根面換気ユニット」を2022年7月20日よりリニューアル販売する。都市部の狭小地向け換気商品で、短時間の大雨に対応する防水性を強化した。

ダブルベンチレーション構造を開発

「屋根面換気ユニット」は、都市部などで平棟の長さが足りない木造住宅の棟に施工し、屋根裏の換気を行うものだ。しかし近年発生することの多いゲリラ豪雨では小屋裏側へ漏水しやすいことから、同社は防水性を高める「ダブルベンチレーション構造」を開発した。

これは「アッパー換気」と「アンダー換気」の2つを組み合わせたもので、アッパー換気は外から直接受ける雨の侵入を防ぐもの、アンダー換気は水上捨水切と水下捨水切の2つの部材からなり、屋根本体の防水部となる屋根下材に雨が入らないようにするものだ。

ゲリラ豪雨でも台風でも漏水なし

2つの換気部材により防水性・換気性ともに向上した。同社が行った試験でも、ゲリラ豪雨に相当する散水を10分間行ったところ、小屋裏側への雨漏りがなかったことを証明。

また台風を想定し降雨量240ミリメートル、風速30メートル／秒の条件で10分間散水したときも漏水がなかったことを確認している。現在「ダブルベンチレーション構造」は、特許を出願中だ。

（画像はプレスリリースより）

株式会社トーコーのプレスリリース（PRTIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000012401.html

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