BIMデータの活用と普及を目指す、データ作成作業の効率化への取り組み
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三谷産業×UR都市機構の共同研究
三谷産業株式会社は、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と「レーザースキャナを活用した点群データの取得およびBIMデータ作成」に関する共同研究を行い、その成果や今後の展望などについて2022年5月31日に報告した。
建物の修繕に関わるデータ活用を目指す
今回の共同研究は、膨大な労力と時間がかかるBIM(Building Information Modeling)データを効率的に作成する取り組みだ。
BIMは建築物の3D設計や建材パーツの形状や大きさなどのデータのほか、材料、部材の仕様といった建造物情報モデルを構築するシステムだが、BIMデータを設計・施工だけでなく維持管理フェーズなどライフサイクル全体の活用が期待されている。
今回の成果と今後の課題
研究では、UR都市機構の保有する膨大な数の団地を活用し、ドローンと地上固定式のレーザースキャナを用いて撮影した画像を解析。点群データから3Dモデルを作成し、比較を行った。
その結果、どちらの撮影もデータの正確性・不確実性が見られ、補い合う必要性があると報告。また、作業ルートの比較・検討でも工程で人力が必要となるデータ処理やデータの送受信に課題があることが明らかになった。
今後は、点群データを利用することで改修工事図面の作成にかかる現地調査や工数の低減に向けた検証も行っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)
三谷産業株式会社のプレスリリース
https://www.mitani.co.jp/
編集部
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