美しいシンプルデザイン、安全簡単施工で効果も高い新先付け型ひさし
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YKK APが「ルシアス バイザー」を発表
YKK AP株式会社(以下、YKK AP)は22日、窓や玄関、バルコニー上部へ設置することで、日よけや雨よけになる先付け専用型のひさし「ルシアス バイザー」を2022年4月1日より新発売する。
新築計画時に、バルコニーや玄関ドアと合わせ、デザインコーディネートを行うことができるスタイリッシュなひさしで、持ち出し式でありながら最大1,270ミリの出幅にも対応する。
窓辺やバルコニーの快適空間化を実現しながら、既存エクステリア商品「ルシアス」シリーズと組み合わせて用いれば、さらに統一感のある住宅外観を演出できるモデルとなっている。
ひさしは、真夏の強い日差しを効果的に遮る日よけ効果と、窓ガラスの汚れを軽減し雨や雪を防ぐ雨よけ効果が期待できる小さな屋根で、日本では古来、自然とうまく付き合う知恵のエレメントとして用いられてきた。
機能性だけでなく、住宅外観に適度な陰影をもたらし、彫の深さを表現、趣ある演出を生み出す外観アクセントにもなる。
しかし昨今、フラット屋根や妻面への持ち出しひさしは施工が難しく、新築時の手間やコストアップを避ける狙いから、シンプルな住宅ではひさしを設けないケースが増えてきている。
後付けを考える場合も、2階にも設置可能でバルコニーのデザインに合う商品や、一定の出幅を確保できる大きめのひさしがないなど、選べる商品アイテムが限られており、建築後の設置に困るケースも多いという。
現代ニーズに合う便利なひさし、全21色とカラーも豊富
そこでYKK APでは、新築時に設置を提案する先付け型商品の新タイプひさしとして「ルシアス バイザー」を開発した。先付け枠を外壁仕上げ前に取り付け、仕上げ後に本体(パネルセット)を取り付ける流れで用いる。
シンプルで主張しすぎないデザインを特徴とし、「ルシアス」シリーズ・エクステリア商品とコーディネートしやすく、日よけ商品の「アウターシェード」を付けるアレンジなども可能だ。
カラーバリエーションはアルミ色(1トーン)5色、木調ラミネート色(2トーン)7色の計12色展開。直線フォルムのシンプルデザインと、馴染みやすいカラーで統一感ある調和した外観を作り出す。
先端と端部の枠は水切りを考慮した形状とし、ひさし内側への水の巻き込みを抑える工夫を施した。
出幅は2尺(650ミリ)、3尺(940ミリ)、4尺(1,240ミリ)の規格設定で、最適なサイズを選びやすくなっているほか、オーダーにも対応する。雨樋あり・なしの2タイプ展開ともし、多様なニーズをカバーするという。
さらに「ルシアス バイザー」は、施工性にも配慮。ひさしパネル部の取り付け作業を全て下側から行えるようにし、より安全で簡単な施工を実現させた。躯体に先付けする取付桟は外壁仕上げ時にシーリングされるため、ひさし施行後の上部シーリングは不要、この点でも施工性向上が図られている。
外壁仕上げ後のひさしパネル取り付けは一人施工が可能、分割されたパネルを前から差し込み、下からボルトで固定しさえすれば良い。
耐風圧性能は1,420N/平方メートル、耐荷重性能は1,500N/平方メートルで、雪下ろし目安は約50センチとなる。1階から3階までの取り付けに対応。全国で販売し、部材標準販売価格は247,700円。YKK APでは、2022年度1.5億円の売上目標を掲げている。
(画像はプレスリリースより)
YKK AP株式会社 プレスリリース
https://www.ykkap.co.jp/company/info/news/20220316
編集部
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