ページトップに戻る
公開日時 2020.04.30
最終更新日時 2022.04.05

施工管理者必見!建設現場の最新技術:塗装ロボット

近年人手不足や生産力を向上させるために、建設業界ではロボットを導入することへの関心が高まっています。
そのため、施工管理者の皆さんにとってもロボットに関する知識の必要性が増しつつあります。
今回は、塗装工程における作業環境を改善できる塗装ロボットを紹介するので、参考にしてください。

建設現場で活躍する塗装ロボットとは


塗装ロボットとは、建設現場で梁や壁面などの塗装を行うロボットのことを指します。

まず、建設現場で使われるロボットの特徴からみていきましょう。
塗装ロボットは多くの場合、自走するゴンドラと自動ロール塗装装置が合わさった形状をしています。
ゴンドラは塗装装置と塗装面の接触圧を一定に保つことで、高所でも揺れたりする心配はありません。
また、自動ロール塗装装置はやわらかい部品を使用することで均一に塗装することが可能となっています。
このおかげで、スプレーを使用する場合よりも塗料の飛散を防ぎます。
さらに研磨も可能で、研磨時に発生した塗膜粉も集塵機によって回収してくれます。

しかし、塗装ロボットも万能というわけではありません。
ロボットだけでは細かい場所の塗装や複雑な塗装を行うことが難しく、その部分は人間の手作業が必要です。

塗装ロボットは実験段階を経て、既に塗装工程での使用が開始されています。
さらに現在ではドローンによって、点検等の作業を簡略化させる技術の開発が進んでいるようです。

建設現場に塗装ロボットを導入するメリット


続いて、塗装ロボットが建設現場に与える影響を解説していきます。
建設現場に塗装ロボットを導入するメリットは、主に2点あります。

・危険な場所や難しい場所の塗装が可能
橋梁やビルなどの塗装では、高所での作業が必要です。
こうした高所での作業は、人間が行うには難しく、落下の危険性もあります。
ところが塗装ロボットを活用すれば、作業員の安全を守りながらより簡単に塗装工事を進めることが可能となります。
また、人が入り込めないような小さな空間での塗装や極小の部品への塗装も問題なく行うことができます。

・塗装工事のスピードアップ
塗装ロボットは簡単な作業であれば、10人分の仕事を自動で行うことができるものもあります。
それを扱うオペレーターも少人数で済むため人的コストを圧倒的に削減することができます。
またロボットによって自動で均一に塗装できるため、塗料の量も減らすことができます。

塗装工事を効率化するロボット技術に注目

今回は、細心の塗装ロボットについて解説しました。
塗装ロボットを導入することによって、安全性や生産性を高めつつ、人的コストを削減することが可能です。
大きな注目を集めている新技術なので、施工管理者の皆さんも仕組みや導入のメリットを把握しておきましょう。

関連記事:
施工管理者必見!建設現場の最新技術:ロボットスーツ
施工管理者必見!建設現場の最新技術:吹付ロボット
施工管理者必見!建設現場の最新技術:搬送ロボット

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年4月26日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。