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公開日時 2018.08.30
最終更新日時 2022.04.06

単純な確認ミスを起こさない秘訣

どんなミスでも起こさないのが基本ですが、中でも単純で防ぎやすいミスの代表が確認ミスです。
確認ミスは確認を徹底すればまず起こらないので、単純な確認ミスを犯したら上司や先輩から怒られて当たり前です。
しかし確認ミスが建設現場で起きているのも事実なので、何らかの対策を施す必要があります。
本記事では単純ミスを起こさないコツを伝授いたします。
単純ミスで怒られてしまった人や、これから確認ミスを起こしそうで不安な人は必見です。

確認ミスをするとどうなるか?

確認ミスをしてしまうとどうなるかをご紹介します。
新人現場監督は意外と知らないのですが、実は単純な確認ミスほど大失敗に繋がりやすいのです。
例えば既に確認済みのところに不具合が発生した場合、やり直しになります。
職人さんにやり直しをお願いしなければなりませんし、不具合の箇所によっては壁紙を剥がしたりコンクリートを削ったりして作業しなければならない場合もあります。
再作業によってその日の作業が中断されますが、だからといってその間手待ち時間のできた職人さんに日当を払わなくていいわけではありませんし、やり直しに要した材料費もかかります。
しかも工期が伸びた場合は遅延損害金を請求される可能性も十分にあります。
確認ミスの種類によっては億単位で損害がでますし、安全性に関わるものであれば重大な事故の引き金にもなりかねません。
最悪の場合人命が失われるかもしれず、その場合は経済的・法律的・社会的・道義的責任を追及されます。
こういったことを防ぐためにも、確認ミスは起こしてはならないのです。

確認のルール作りをしてミスを防ぐ

確認ミスを起こさないためには、確認ミスが起こりづらい状態にするルール作りが大切です。
例えば以下のようなルールを作ってみてはいかがでしょう。

複数で確認する

1人で確認すると漏れがあるかもしれません。
複数の人間がそれぞれ自分の目で確認するようにしましょう。

確認項目をリスト化する

チェックリストを作り、確認したらそれを埋めていけば漏れを防げます。
当然チェックリスト自体に漏れがあってはならないので、そこでも確認が必要になります。

確認できるまで帰れないシステムにする

確認する時間を決め、少なくとも合格しなかったことを共有できるシステムを作っておくのもいいでしょう。
確認が終わるまで帰りにくいので各自が真剣に仕事をしますし、確認漏れもかなり減らせます。

重大な結果を招かないように確認の徹底を!

確認ミスはしばしば多大な経済的・時間的損失を招きますし、下手をすると命に関わります。
現場監督として、それを防ぐには確認ミスの起きにくいルールやシステムを作ることです。
どのようにすればいいのか会社で話し合ってみるのもいいでしょう。

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