重機の種類と役割について
さまざまな建設業の仕事のなかでも、重機を扱う業務はとてもダイナミックです。重機に乗り込み地面を掘り起こしたり整地したりする重機オペレーターの仕事に魅力を感じている人も少なくないでしょう。
そこで今回は、主な重機の種類と役割を紹介します。
油圧ショベル
建設業界では油圧ショベルのことをユンボと呼ぶことが多いのですが、ユンボは製品名です。
油圧ショベルはキャタピラー(正確には無限軌道といいます)の原動機で自走することができます。原動機の上に操作室と大型のアームが付いていて、アームの先端についているバケットで対象物に強力な力を加えます。
油圧ショベルは土地を掘り起こしたり地面に穴を開けたりするときに使います。また、地面に積まれた土砂の山をトラックの荷台に乗せるときにも威力を発揮します。
中型の油圧ショベルは、6トンクラスから40トンクラスまであります。
大型ショベル
油圧ショベルをよりパワーアップさせたのが大型ショベルです。
鉄鉱石の採掘現場で使われる大型ショベルになると、800トンクラスになります。
道路機械
道路機械は、地面の上に敷いたアスファルトなどを整地するときに使います。大型のローラーでアスファルトを圧縮していきます。
小さい道路機械は500㎏程度ですが、大型になると10トンを超えます。
ホイールローダー
ホイールローダーは車輪の原動機の前部にバケットがついていて、土砂や石などをトラックに積み込むときなどにつかいます。ホイールローダーは細かい作業は苦手ですが、大量の土砂を処理するときは油圧ショベルより効率的に作業できます。
大きさは2トンクラスから47トンクラスまであります。大型のホイールローダーにはスーパーカー並みの500馬力を超えるエンジンが搭載されます。
まとめ
重機オペレーターは特殊な操縦技術を必要とするため、建設業界では貴重な人材です。全国的に重機オペレーターが不足しているので、関連免許を取得すれば職場で活躍できるようになるでしょう。
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編集部
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