型枠工事の能力評価基準について:施工技能職種の共通評価項目「施工態度及び人材育成」
能力評価は、人事評価、採用活動などに活用されるものです。
本記事では、型枠工事業の施工技能職種すべてに共通する「施工態度及び人材育成」の能力評価基準について紹介していきます。
評価の概要
型枠工事業は型枠部材の加工や作業場搬入などの作業を行う業務です。
「施工態度及び人材育成」の評価基準概要
施工態度及び人材育成はレベル3とレベル4に分類されます。
レベル3
作業班の一員として作業者を全人的に一人前に育成していける。
またリーダーとして作業者・班をまとめていける。
レベル4
職長を含む作業現場全体の作業者の人材育成を推進できる。
技能教育や送り出し教育などの社内講師を行える。
「施工態度及び人材育成」の評価基準レベル3
ここではレベル3の評価基準について紹介します。
能力細目と職務遂行のための基準
- 作業態度
作業班のリーダーとして、挨拶の励行や作業場のクリーン化など、ビジネスマナーや作業態度で他者の模範となるよう、行動で示している。
困難な仕事や挑戦的な仕事にも率先して取り組める。 など
- コミュニケーションの取り方
KY活動や打合せ等において、当日に予定されている作業について、裏付け事例などを使い作業者に理解しやすく説明できる。
お互いが意思疎通できるよう、班メンバーの性格や特性等を把握し、一人ひとりに具体的な事柄で声を掛けられる。 など
- 人材育成
班のメンバー構成を把握し、作業者の中から世話役を指名し、補佐役として育成できる。など
必要な知識
- 工事現場の基本ルールの指導に関する知識
- 企業内諸規定に関する指導知識
- 第一線監督者としての指揮、指導に関する知識
「施工態度及び人材育成」の評価基準レベル4
- 作業態度
困難な仕事や挑戦的な仕事にも率先して取り組める。 など
- コミュニケーションの取り方
お互いが意思疎通できるよう、現場メンバーの特性や性格等を把握して、ひとり一人に具体的な事柄で声を掛けられる。 など
- 人材育成
班のメンバー構成を把握し、作業者の中から後輩等への世話役を指名して、補佐役として育成できる。 など
必要な知識
- 工事現場の基本ルールの指導に関する知識
- 企業内諸規定に関する指導知識
- 第一線監督者としての指揮、指導に関する知識
人事評価などの際に使われる基準
職業能力評価基準は、人事評価などの評価基準として利用されます。
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