施工管理技術者が知ると便利な知識：建設廃棄物とは

建設廃棄物は、建設工事に伴って出た廃棄物のことを指します。
一般廃棄物と産業廃棄物の両方を含んでおり、さまざまな種類があります。
これらは産業廃棄物処理法に基づいて適正に処理しないといけないので、施工管理に携わる人なら知っておくと便利です。

本記事では、施工管理技士を目指す人が覚えておきたい建設廃棄物について紹介します。

建設廃棄物とは

建設廃棄物とは、建設工事に伴い発生する廃棄物のことです。
特定の廃棄物は建設リサイクル法が適用され、リサイクルしなくてはいけません。

建設廃棄物の概要

• 建設工事に伴って出たすべての物品のこと

建設廃棄物は、建設工事で副次的に得られたすべての物品のことを指します。
たとえば建設発生土やコンクリートの塊、アスファルト塊、紙くず、金属くずです。
さらに、これらが混じりあった建設混合廃棄物などもあります。

• 一般廃棄物と産業廃棄物が含まれる

建設廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物どちらも含まれています。
建設工事で排出される廃棄物は発生量が膨大です。
しかし適正に分類すれば、再生利用可能なものもあります。

建設廃棄物と産業廃棄物の違い

産業廃棄物は建設廃棄物の中に含まれています。

また産業廃棄物は、「排出元の業種が限定されているもの」と「すべての業種で産業廃棄物に指定されているもの」があります。
業種指定されている産業廃棄物は、特定の業種が排出した産業廃棄物のみが該当します。
それ以外の業種が排出した場合は「一般廃棄物」に分類されます。

業種指定の例

たとえば紙くずの場合、「工作物の新築・改築・除去によって生じたもの」は産業廃棄物となります。
またパルプ製造業、製紙業、新聞業、出版業、印刷物加工業などの業務から生じた紙くずも同様です。
それと違い事務所などから排出される新聞や雑誌、メモ用紙などは一般廃棄物として分類されます。
工事によって排出されるものかどうかを見分ける必要があります。

特別管理産業廃棄物

また建設廃棄物のうち、廃石綿などや廃油などは特別に管理が必要な「特別管理産業廃棄物」にあたります。
毒性・爆発性などがあるため、他の廃棄物とは混ぜずに保管し処理します。

適正に分類して処理する必要がある

建設廃棄物は、建設工事に伴って発生する廃棄物のことです。
一般廃棄物と産業廃棄物が含まれており、それぞれ適正な処理が求められるので、施工管理に携わるものは知っておきましょう。

また施工管理技士を目指す方はぜひ「俺の夢」でのご応募お待ちしております。

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