電気工事施工管理技士なら知っておきたい用語:あ行編
電気工事の現場での施工管理を務める電気工事施工管理技士には、電気工事に関する幅広い知識が求められます。
今回は、「あ行」から始まる電気工事に関する用語を解説するので、知らない言葉があれば覚えるようにしましょう。
この記事でわかること »
電気工事施工管理技士が知っておくべき工事士用語:あ行
ここでは、電気工事施工管理技士としてはぜひとも理解しておきたい「あ行」で始まる用語を紹介します。
・圧着端子
・異時点滅
・一般用電気工作物
・インピーダンス
・MIケーブル
・オームの法則
続いて、以上の6つの用語について詳しく解説していきます。
圧着端子
電線同士、もしくは電線と電気機器を接続するための道具です。基本的にハンダ付けがメジャーな方法ですが、ハンダ付けができないときや向いていないときには「圧着端子」を利用します。「丸形圧着端子」や「先開形圧着端子」、「棒形圧着端子」、「低圧開閉機器用圧着端子」など様々なタイプがあります。
異時点滅
対象器具のスイッチを切っているときにパイロットランプが点灯する回路のことを指します。パイロットランプは、電気回路に電圧が加わっているかどうかを確認する小さなランプで、別名を「確認表示灯」と言います。暗所でもスイッチの位置やON/OFFが確認できます。スイッチの状態に関係なくパイロットランプが灯り続ける「常時点灯」やスイッチがONのときに点灯する「同時点滅」もあります。
一般用電気工作物
電気工作物のうち、600V以下の電圧で受電する構内に設置する電気設備のことを「一般用電気工作物」と呼称します。電気工作物とは、発電や変電、送電、配電または電気の使用のために設置する機器などのことを指します。「一般用電気工作物」以外に、設置場所等により「電気事業用に供される電気工作物」「自家用電気工作物」に分類されます。
インピーダンス
交流回路における回路の電圧と電流の比のことで、電流の流れにくさを表します。コイル、コンデンサーなどによって異なる値を持ち、条件によって電流が影響を受ける場合に用います。電気回路を接続する際には、基本的に両回路の「インピーダンス」を合わせます。ちなみに、「インピーダンス」が大きいと電流が流れにくく、小さいと流れやすくなります。
MIケーブル
無気絶縁ケーブルのことです。銅線が銅やステンレス鋼などのシース内部にあり、無機物を充填して絶縁されて作られます。高温や過酷な状況に強い耐性があります。
オームの法則
「V(電圧)=R(抵抗)×I(電流)」の公式で表され、電圧の大きさは電流、抵抗に比例することが分かります。高校の物理などで学ぶ法則ですが、電気工事を学ぶ上で避けては通れない大切な法則でもあります。電気関係の資格でも頻出事項なので、しっかりと理解しておきましょう。
材料や電気工事の基礎理論を覚えよう
電気工事施工管理技士なら、今回紹介した「圧着端子」といった材料や「オームの法則」などの基本的な理論は当然必要な知識です。
この記事に出てきた用語を覚えるのはもちろん、電気工事に関する理解を深めるように努めましょう。
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編集部
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