
施工管理者のための建設トリビア。世界最大級の重機シリーズ:クレーン
クレーンとは、荷を吊り上げ、水平に運搬する機械装置として定義されています。
さまざまな建築現場で使われており、その姿を目の当たりにする施工管理者も多いのではないでしょうか。
本記事では世界最大級の重機シリーズとしてクレーンを紹介します。
この記事でわかること »
世界最大のクレーン
クレーンは、動力を用いて荷物を吊り上げて水平に運搬することを目的として作られた機械装置のことを指します。
業務によってさまざまなサイズのクレーンが用意されていますが、世界最大級のクレーンは想像を絶する大きさです。
ここではその中で世界最大級ラフテレーンクレーンとされる「GR‐1450EX」について紹介します。
GR‐1450EXの種類と特徴一覧
・世界最大級ラフテレーンクレーン
日本市場に向けたクレーンの最大吊り上げ能力は約70トンほどですが、GR‐1450EXは世界最大級の145トンとなっています。
ラフテレーンクレーン初の「シングル伸縮シリンダ機構」が搭載されているのが特徴です。
ブームにはクラス最長の61.0メートルのラウンドブームとなっています。
また油圧でジブのチルト角が自在に操作できる2段バイフォールドパワーチルトジブを装着した際には、最大地上揚程が78.2メートルを実現しています。
・3軸キャリヤ採用
ラフテレーンクレーンの小回り性を活かせるような3軸キャリヤを搭載し、狭所への進入性や機動性に優れているのが特徴です。
さらにカウンタウエイトを装着時にも構内移動ができます。
・分解搬送システム
カウンタウエイトやアウトトリガなど、自力着脱可能な分解搬送システムを搭載しています。
・環境への配慮
GR‐1450EXには、燃料消費情報を常時表示する「燃料消費モニタ」や燃料消費量を削減する「エコモード」など環境に配慮した機能が搭載されています。
さらにディーゼル特殊自動車2014年排出ガス規制にも適合しているクレーンです。
・キャブチルト機構
クレーン作業時に運転席を最大15度傾けられるキャブチルト機構を、ラフテレーンクレーンで初めて採用しています。
もともとは海外市場向けに作られたものですが、2016年から日本市場にも投入されています。
世界最大級のクレーンの仕事
世界最大級のクレーン「GR‐1450EX」は、海外の資源開発等や大型プラント建設等の際に、狭所への進入性に優れた大型クレーンの要望に応えて作られました。
国内では主に湾港やプラントの構内で使用されています。
日本で最も活躍しているクレーンのひとつ
ラフテレーンクレーンじゃ、ひとつの運転席で走行とクレーン操作ができる自走式のクレーンです。
狭所での機動性に優れており、小回りが利くので日本でも最も活躍しているクレーンのひとつです。
GR‐1450EXは日本では公道で走行ができませんが、湾港やプラント内で今でも活躍しています。
※出典:株式会社タダノ「製品ラフテレーンクレーン」

編集部
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