建設・工事施工現場で使われる工具の世界:防水工事
どれほど高度化された建物であったとしても、建物への雨の侵入や、雨漏りを防ぐための防水工事は欠かすことのできない作業プロセスです。
防水工事に用いる工具次第で、作業効率や質は大きく異なりますから、厳選することも必要です。
この記事でわかること »
防水工事で使われる工具の種類
防水工事において使用される工具には、性能や機能に違いがあります。
まずはそれぞれの工具の種類を理解しましょう。
使い勝手の良い工具は作業効率改善につながり、工期短縮にも一役買うだけでなく、作業中に不必要なストレスを感じさせないというメリットがあります。
工具の種類と特徴一覧
・防水工事におけるコーキング作業に使用するガン
防水性能や気密性を保つことを目的として、建物の隙間にコーキングを充填する防水工事であるシーリングを行う際、接着剤やシーリング材を使用するために、コーキングガンを使用します。
コーキングガンを選ぶ際には、容量や取付方法、可動方法など、押さえておくべきポイントがあります。
自分が実際に作業をする際に気になるポイントに日ごろから注意を向け、コーキングガン選びに役立てましょう。
・防水工事コーキング下地処理に使用する小丸棒
小丸棒はポリエチレンを原料とし、特殊技術によって丸い棒状に成形された高発泡体で、目地の剥離や亀裂を防ぐバックアップ剤です。
柔軟性に富み、浮遊性や緩衝性にも優れているため、包装資材から土木建築など、さまざまな用途で使用されています。
・ハンド熱風機
屋上防水の長尺シート及び防水シートの溶接に欠かせないのが、ハンド熱風機です。
大きなドライヤーのようなイメージですが、先端にノズルをつけることで、細かな箇所までしっかりと熱風をあてることができます。
平型ノズルをつけ、シートの間にはさんで熱風を送ることで、熱風でシートを溶かしながら熱溶着もできるなど、細かな作業を行うことが可能です。
防水工具を厳選して効率とクオリティをアップ!
工事で使用する工具次第で、工事の仕上がりや効率は大きく異なります。
工具は一概に「これがいい」とは言えない面があり、職人さんによって好みも分かれますので、インターネットなどで調べてメーカーによる違いを比較検討してみるのもいいでしょう。
工具店に相談すると「こんな工具が欲しかった!」というようなものを紹介してもらえるケースも珍しくありません。
少々手間に感じるかもしれませんが、日々使うものだからこそ、時には見直すことも大切なのです。
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編集部
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