
工事開始前に覚えておくべき!建具の破損しやすい箇所と施工時の注意点:窓枠
窓枠をすべて入れ替える作業は、大掛かりな工事となります。窓枠を新しくすると家自体の雰囲気が大きく変わるため、施主にとっても気分が変わるということで喜ばれるケースが多いようです。
窓枠にはさまざまなデザインがあり、繊細な作りものも多いため、扱いには注意が必要となります。
デザイン性の高いものであればあるほど破損しやすさも大きくなることを、施工管理者は理解しておきましょう。
窓枠が破損しやすい箇所
窓枠は可動箇所が破損しやすい傾向があります。具体的にはレバーハンドルやストッパーハンドルの故障が考えられます。
レバーハンドルのトラブル
片開きの出窓などに使用されているレバーハンドルは窓をロックする役目を果たしているため、これが破損していると窓が閉まらないなどのトラブルが起こります。
ストッパーアームのトラブル
経年劣化や負荷をかけてしまい、ストッパーアームの動きが悪くなっている場合、ストッパーアームを交換する必要があります。
サッシの歪みのトラブル
アルミなどの軽い金属製サッシは、経年劣化による歪みがどうしても生じてしまいます。このケースでは、窓枠すべてを入れ替える必要があります。
出窓枠のリフォーム工事での注意点
窓の取り付け工事は、新築だけでなくリフォームの際も発生することが多いです。
出窓枠の取り換えなどのリフォーム工事を行う場合、可動部分の不具合をきちんと見極めて新品に取り換える必要があるか、部品を交換する形で対応すべきかの判断が求められます。
部品交換対応をする際の注意点
メーカーは4年ごとに製品を刷新するため、部品が廃盤になっていないかを判断する知識が必要です。
廃盤になって対応が難しい場合は、すべて取り換える必要が出てきます。
出窓枠すべてを入れ替える際の注意点
窓枠は外壁に組み込まれていることが多いため、窓枠を外すためには壁を切り取る必要があります。
この場合、費用面についてお客様としっかりと意見をすり合わせなければいけません。
また、壁工事が必要となる場合は、費用面の他、工事日数が大きく変わるので、大掛かりな工事となることを施主にも的確に理解してもらうことが大切です。
どのレベルでの工事が必要か見極めることが重要
窓枠工事ではすべて取り換える必要があるか、部品交換対応かを見極めることが重要です。
また、窓の開閉に関わるトラブルは、プライバシーや防犯上の問題にも絡むため、お客様にとってセンシティブな問題となります。生活に支障がでないように、可能な限り速やかな対応を心掛けましょう。
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