
これから新築を建てる方必見!!新築住宅ができるまで
ほとんどの方にとって、人生で最大の買い物と言われるのが、『マイホーム』です。皆さんも自分好みのお家を一度は、イメージされたことでしょう。
そこで今回は、『新築工事にはどんな人たちが携わるのか』や『新築住宅の工事中に注意すべきこと』などについて、ご紹介していきたいと思います。
実際に声があった皆さんの不安や、工事中のトラブルなど一般の方には気づきにくい点も触れながら、ご説明したいと思います。
この記事でわかること »
日本における戸建て住宅の現状
日本における住宅着工数は、様々な歴史を経て増減を繰り返しています。住宅用途は人それぞれであり、経済状況や天災等による影響もあります。過去・現在そして未来の推移を見てみましょう。
2018年までの新設住宅の着工戸数
国土交通省より2018年の住宅着工動向をまとめたデータがあります。それによると、2018年は新設住宅着工戸数が前年比2.3%減の942,370戸で、2年連続の減少となりました。
持家は同0.4%減の283,235戸で2年連続減少。貸家は同5.5%減の396,404戸で7年ぶりの減少となりました。一戸建住宅は142,393戸で3.0%増、3年連続の増加となりました。
注文住宅などの「持ち家」は2.0%増の28万7710戸。一方、賃貸アパートなどの「貸家」は4.9%減の39万93戸と、2年連続の前年割れでした。
(出典:国土交通省「平成30年 建築着工統計調査報告書」)
今後の新設住宅の着工戸数の推移
新設住宅の着工戸数は、1990年代のピークから現在に至るまでに大きく衰退してきています。その要因の一つとして、社会問題化し世間に喧噪を巻き起こした「耐震偽装問題」をきっかけに、議論を経て改正された2007年の「改正建築基準法」の施行や当時の景気が挙げられます。改正建築基準法施行時の準備不足や同時期に発生した世界規模の金融危機・不況により、不動産市場は大いに萎縮しました。さらに2008年秋に始まるリーマンショックを起因とする、追い打ちをかける不況が襲い掛かった為です。
新設住宅の着工戸数の将来的な推移は、2030年度には、2018年度の新設住宅戸数に比べて約2/3減少となる予測があります。
また、過去の推移として、消費税の開始や税率が増加された1997年・2014年と、いずれのタイミングでも消費増税前の駆け込み需要という事で、新設住宅の着工戸数は前年度に比べて、飛躍的に上昇しています。
昨今の住宅建設市場に対するマイナス要因として考えられるのは、消費心理そのものの低下(主に消費税率の引上げ)や購入を検討していた地域不動産が地震などの天災リスク再検討に伴う購入留保の動きが挙げられます。
2014年度の消費税率改定を経て、住宅関連の工事件数は急成長から横ばい、そして強い低迷に移行され、その後の回復が見えてこない状況が続いており不安を覚えさせています。
住宅着工を取り巻く着工数減少要因
先行き住宅着工戸数は増加することが見込まれますが、これはあくまで消費増税前による駆け込み需要によるものです。消費増税前の駆け込み需要の影響を除けば住宅着工は低調なものにとどまると考えられます。結果として、駆け込み需要の効果が切れる19年夏以降には、駆け込み需要の反動も相まって着工戸数は大幅な減少が避けられないでしょう。
住宅着工を取り巻く悪材料としては、①建設業務従事者の減少と建設需要の増加による人手不足、②資材価格や地価の高騰によるコスト高、③主たる住宅取得者である30代人口の減少などが挙げられ、これらの要因は、私たちにとって今後の大きな影響として立ちはだかり、タイミングによっては、建設資材の上昇が住宅価格を押し上げる状況は続くとみられます。
新築住宅を建てる上で不安な点
「住宅」は、一生に一度の買い物です。それがゆえに後悔のない満足のいく住宅を皆さんは考えます。現在では、SNSの発達などにより昔よりも多くの情報が行き交うようになりましたが、それでも実際に体験しないと、気づかない部分も当然あります。
住宅の新築工事を経験したお施主様が感じた不安な点
実際に住宅の新築工事を経験されたお施主様はどのようなことを不安に思うでしょうか。下記、4点紹介します。
1.希望予算で建てられるか
多くの方は住宅ローンの希望返済金額通りに建てられるのかという不安が多いようです。返済金額もありますが、住宅ローンが借りられるかという心配もあります。
2. 完成イメージが難しい
好みの外装や内装は個人によって異なり、この世に2つと存在しません。その完成イメージを補うためにモデルハウスや完成見学でイメージを膨らませます。現実問題日当りや空間の広さによって、景色の見え方は全く異なります。
3.間取りが満足できるか
「2.完成イメージが難しい」と同様に住宅を建てられる方によって、好みがあります。こちらもモデルハウスなどを見学し、住宅内のどの箇所にどの部屋があるのが望ましいか目的や好みによって、検討するのがいいでしょう。
4.工事内容が分からない
施工業者に任せている部分が強いと思いますが、工事内容を知っていればより快適で安心できる新築住宅を目指せます。
例えば、梅雨時期に建築をすると、木材などが通常より多く湿気を吸ってしまうため、完成後に乾燥した冬の時期になると、木材の収縮が激しく起きてしまいます。小さな知識一つで、建築後のストレスは、一つずつ解消されていきます。

編集部
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