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人材育成
公開日時 2022.04.01
最終更新日時 2022.04.01

【施工管理の採用担当者監修】施工管理の転職志望動機のコツ10選!向いている人の特徴5選も紹介

施工管理の仕事とは


「施工管理」の仕事とは、建設現場で工事の施工が予定どおりに進むよう施工工程を管理し、監督することです。建設現場で実際に作業する職人や作業員と連携をとりながら計画どおりに工事を進めつつ、予算や安全についても取りまとめます。

施工管理には、国家資格である「施工管理技士」が必要です。そして、建設工事現場には、少なくとも1人以上の施工管理技士がいなければいけません。ここでは、施工管理へ転職活動をする求職者に向けて、志望動機の作成のポイントを中心に解説していきます。

出典:施工管理技術検定制度について|CIC日本建設情報センター
参照:https://www.ecc-jp.com/w/kentiku01.html

施工管理に転職するには?

建設業界は公共事業の増加や東京オリンピックの影響などにより、慢性的な人手不足に陥っています。そのため、施工管理への転職は異業種からの未経験者でも歓迎されます。

施工管理に転職するには、「施工管理技士」という国家資格を取得していると有利です。ただし、この資格を取得するには一定の実務経験が必要のため、未経験で採用を目指してサポート業務をしながら実務経験を積み、その後資格を取得してキャリアアップを目指すと良いでしょう。

また、施工管理の業務上、報告書や予算表作成に必要なWordやExcelを扱う基本的なパソコン操作やCADの基本スキル、簿記の知識などがあるとよりアピールポイントになります。

施工管理の転職志望動機のコツ10選


施工管理に限らず、転職活動の成否は志望動機が大きく影響します。

多くの職種の中からなぜ施工管理を選択したのか、そして多くの建設会社の中からなぜその企業を選んだのかを採用担当者に伝える必要があります。そのうえで、自分が施工管理としてどんな貢献ができるかということも重要です。

そのためには、まず正確で客観的な自己分析が必要です。施工管理への転職を目指す人は自己分析の結果、上記の答えを導き出し、志望動機でアピールしましょう。

それでは、施工管理へ転職活動をする際に志望動機を作成する具体的なポイントを見ていきましょう。

1:体力に自信があることをアピールする

施工管理は、直接工事作業に携わる機会は少ないものの、屋外での建設工事に立ち会ったり、現場と事務所を往来するなど、体力が求められます。そのため、「体力がない」「病弱である」と判断された場合は、不採用になる可能性が高いでしょう。

志望動機では、運動系の部活経験や現在取り組んでいるスポーツなどについて具体的に記載すると、体力があると判断され印象が良くなります。

2:リーダーシップを発揮できた経験を書く

体力とともに施工管理に不可欠な素養が、優れた統率力です。大規模建設工事などは、多くの職人や作業員が関わり、それぞれの立場で仕事をしているため、時には衝突したり意見が食い違うこともあります。

施工管理はそれを取りまとめ、滞りなく施工を進めなければいけません。過去にリーダーシップを発揮し、何らかの成果を出した経験があれば、積極的に志望動機に記載しましょう。

3:資格や実務経験をアピールする

前述したとおり、施工管理に直接必要な資格は施工管理技士ですが、この資格は実務経験が資格要件になるため、特に未経験の転職志望者には期待されていません。ただし、施工管理技士を持っていなくても実務経験があれば、入社後資格を取得することも可能です。

施工管理の経験者は、必ず志望動機に資格や実務経験を入れてアピールしましょう。その他、CADや簿記などのスキル、資格、経験も施工管理には有用なため、有利に働くポイントです。

4:志望企業独自の魅力に惹かれたことをアピール

採用担当者は数多ある企業の中からその企業を選んだ理由を重要視するため、志望動機に加える必要があります。志望企業の魅力を、ありきたりの言葉でなく自分の言葉で記載しましょう。

そのためには企業研究が欠かせません。企業説明会に参加したり、OB・OGの話を聞くなどリサーチをして、企業の魅力や強みを見つけ出しましょう。すると、入社意欲が自ずと採用担当者に伝わります。

5:自分の特性と施工管理が合っていることをアピール

施工管理は大きなやりがいや達成感が得られる反面、責任が重く体力・気力ともに消耗する仕事です。そのため、採用担当者は転職志望者が施工管理として長く会社に貢献してくれるかを懸念しています。

長く仕事をするうえでモチベーションは重要であり、「自分が施工管理の仕事に合っている」「施工管理という職種が好きである」ことは、モチベーションを大きく左右します。

施工管理という仕事を選んだ理由や業務の中で自分の特性が活かせる点を明確にすることが熱意の表明につながります。

6:入社後の目標を書く

すべての職種で言えることですが、転職活動において採用後に自分が成し遂げたいことや将来的なキャリアパスを描くことも重要です。そして、志望動機で具体的なビジョンを表すことで、地道に学び仕事に励もうとする意欲を示すことができます。

施工管理として仕事上での目標ややり遂げたいことを挙げ、重要な責任を担う意志があることを伝えましょう。

7:企業が求める人物像に沿った内容にする

志望動機を作るうえで、企業研究は欠かせません。ホームページや求人情報を熟読し、志望企業が求める人物像を調べ、自分との合致点を見つけ出します。

そして、その合致点を中心に、なるべくその人物像に寄せた自己PRを志望動機に組み込みましょう。求められる人物像から外れるような特徴や経験は、他業種や他企業でアピールポイントになりそうな事柄でも入れるべきではありません。

8:出張が可能であることをアピール

施工管理はほとんどの場合出張が必須です。日帰りがメインで遠方への出張がほとんどない場合もありますが、大抵の場合は長期出張があります。未経験者の場合、面接で長期出張が可能かを確認されることもあります。

長期出張が可能な人は、それを記載しておくとアピールポイントになります。また、企業によっては海外への長期出張の可能性もあります。語学力や留学経験などがある場合は、有利に働くでしょう。

9:給与や福利厚生について書かない

志望動機で給与や福利厚生について言及すると、前述したような志望者の強みやスキル、その他アピールポイントに割くスペースが減ってしまいます。

また、「福利厚生が充実しているため貴社を選びました」という志望動機は、働きやすさだけで企業を選んでいると伝わる可能性もあります。

そのため、たとえその企業の給与や福利厚生に魅力を感じたとしても、触れないほうが無難でしょう。

10:結論から簡潔に書く

施工管理に限らず、志望動機は簡潔にまとめることが重要です。熱意があるほど自己PRや志望理由を全部含めたくなります。しかし、たくさんの内容を詰め込んだ長文は、焦点が曖昧になり結果的にもっとも言いたいことが伝わらない恐れがあります。

採用担当者が読む気を失くすようなことがないよう、自分なりに伝えたいことを絞り、優先順位をつけてまとめましょう。さらに、結論は先に述べると読み手の興味をひき、潔いスマートな文章になります。

施工管理への転職をおすすめする人5選


施工管理は建設工事を管理・監督するという立場上、大きな責任を伴います。また、一朝一夕には身につかないさまざまな人間的素養を必要とします。そのため、たとえ人手不足の状況でも、志望すれば誰でも施工管理になれるわけではありません。

ここからは、施工管理に適した人物像を紹介していくので、自分に合った仕事であるか否かを見極めましょう。

1:コミュニケーション能力が高い人

前述したとおり、施工管理は多くの作業員が関わる建設現場をまとめ上げなければいけません。その中でスムーズに施工を進めるために必要となるのが、高いコミュニケーション能力です。

人と関わることが苦手な人が施工管理として現場の指揮を任せられると、報・連・相が不十分になり、トラブルを招く恐れがあります。また、本人自身も大きなストレスとなり、早期離職につながりかねません。

そのため、施工管理という仕事はさまざまな人と連携をとって仕事を行える人におすすめです。

2:リーダーシップ・マネジメント能力がある人

高いコミュニケーション能力とともに必要不可欠なのが、強い統率力です。建設現場には、年齢や立場、分野が異なる作業員が働いており、時には他社の作業者とチームになって作業することもあります。

施工管理はそれらの作業員を引っ張っていくリーダーシップやマネジメント能力がなければ、納期に間に合わないだけでなく、十分な品質が保てなかったり、安全管理が疎かになることも考えられます。

さらに、建設現場を強い力で統率するには、マネジメント能力とともにある程度の経験や知識がなければ、説得力に欠け、特に経験豊富な職人などはついてこないでしょう。

3:積極的に仕事をする人

すべての職種にあてはまることですが、やる気のない人には誰もついていきません。特に、作業員の命に関わるような建設現場においては、積極的で前向きに業務を遂行する力は必要になります。

同時に、設計図どおりに仕上げるための正確性やトラブルを回避・解消するための危機回避能力なども求められるでしょう。逆に、計画を達成できない人や時間にルーズで仕事をいい加減に処理する人に、施工管理は務まりません。

4:プレッシャーをバネに力を発揮できる人

何度も述べているように、施工管理は大きな責任がある仕事です。決められた仕様どおりに、決められた納期までに施工を終わらせなければいけません。しかも、予算管理にも配慮しながら、安全な業務遂行が求められます。

そのため、当然のことながら、施工管理には大きな重圧がかかります。施工管理はそのプレッシャーに打ち勝ち、力を発揮できる人でなければ続けられません。施工管理は、心身ともに健康で、少々のことでは折れない強い精神力を持っている人に向いている仕事です。

5:高収入を求める人

大手求人・転職サービスdodaの調査によると、施工管理の平均年収は445.8万円です。この額は特段高いとは言えませんが、施工管理技士の資格を得ると、多くの場合資格手当がつきます。そして、2級から1級の資格を得れば、さらに資格手当も上がる傾向にあります。

さらに、資格取得とともに経験を積んだり、大手企業や夜間工事を扱う企業に転職したり、海外出張に出ることで、収入アップが期待できます。そのため、高収入を求める人は、施工管理技士の資格を取得し、施工管理に転職することで年収を上げられる可能性があります。

出典:「施工管理」|doda職種図鑑
https://doda.jp/guide/zukan/067.html

施工管理へ転職する際は志望動機をしっかりと固めよう


施工管理の仕事は責任が重く大きなプレッシャーを感じる反面、大きな建築工事にかかわることができるやりがいのある仕事です。

施工管理への転職を希望する人は、自分の強みや施工管理として求められるものを見極め、採用担当者の心を動かすしっかりとした志望動機を作り上げる必要があります。

また、施工管理への転職を希望する場合、建設技術系に特化した求人サイトを利用することをおすすめします。特に、求人ポータルサイト「俺の夢」は、多くの建設業界の求人が用意され、職種や年収、勤務地などさまざまな方法で検索することが可能です。

施工管理を目指す人は一度求人検索を行い、自分にぴったりの会社を見つけましょう。

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
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