環境にやさしい住宅用基盤技術・エコジオ工法が環境賞を受賞

3社連携による共同受賞

株式会社尾鍋組、国立大学法人三重大学、株式会社三重ティーエルオーの3社は、「砕石を利用した環境にやさしい住宅用地盤改良技術（エコジオ工法）」において、第49回「環境賞」の「優秀賞」を共同受賞したと2022年8月22日に発表した。

エコジオ工法とは

環境賞とは、環境省が主催しており、環境保全や環境の質向上に貢献する、または貢献が期待される技術や成果を評価するものだ。

今回受賞したエコジオ工法とは、住宅地盤に一般的に使われるセメントや杭を使わず、砕石（小さく砕いた自然石）だけを使用する地盤改良技術で、尾鍋組と三重大学の共同研究により実現した技術だ。

従来の工法と比べてCO2排出量が少なく、1棟あたりの使用材料を使って排出されるCO2排出量は、セメントや鋼管杭の20～40分の1程度だ。また地中にセメントの空袋や切断した銅管などの人工物（埋設物）を残さないため廃棄物が発生しない。

さらに、セメントと土を混ぜると土壌環境基準値を超える発がん性物質が検出される可能性が指摘されているが、エコジオ工法は砕石のみであり環境を壊さないため地球環境の保全に貢献していると評価された。

三重ティーエルオーは、三重大学と企業・団体・自治体などをつなぎ、産業・技術の研究や開発を支援している。

（画像はプレスリリースより）

株式会社三重ティーエルオーのプレスリリース
https://www.mie-tlo.co.jp/info/onabegumi_kankyoaward/

株式会社尾鍋組のプレスリリース（PRTIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000104894.html

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