3D点群処理システム「TREND-POINT」、ICT施工関連機能を強化

最新版Ver.10、9月リリース

福井コンピュータ株式会社は、3D点群処理システム「TREND-POINT Ver.10」において、ICT施工関連機能を強化し最新版として2022年9月20日にリリースする。

中小規模事業のICT化普及へ

「TREND-POINT」は、豊富な点群データを揃え、フィルターによる点群データ加工、断面作成、メッシュ土量計算などが行える。大容量の点群描画も高速な処理速度でストレスなく利用できる。

国土交通省は、建設業界の生産性向上を目指し「i-Construction」の普及促進に取り組んでおり、また近年は中小規模事業者を中心にスマートフォンなどの端末を計測機器として活用した出来形計測の普及が見込まれることから、関連する基準・要領の整備を進めている。

そこで同社は、今回リリースする「Ver.10」で、「i-Construction」の対応できるシステムとして機能を強化し、中小規模事業者への普及・拡大を図る。

バージョンアップによる機能強化

具体的には「令和4年度要領案改訂への対応」があり、工種に小規模施工、軽量盛土工を追加。「多点計測における出来形算出支援機能の対応」では、「スライスビュー」を「簡易断面ビュー」にリニューアルし、様々な方向での断面抽出と編集機能を強化した。

基本機能のブラッシュアップも行われ、さらにオプションでベクトル差分解析の機能を強化。ICT構造工（橋脚・橋台編）の出来ばえ評価への対応や、点群の密度確認機能、ベクトル差分の体積算出、三角網分割機能などを強化している。

（画像はプレスリリースより）

福井コンピュータ株式会社のプレスリリース（PRTIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000048160.html

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