スキャンするだけで3次元測量を実現「快測Scan」、この秋リリース
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3次元測量モバイルアプリ
KENTEM(株式会社建設システム)は、3次元測量ができるモバイルアプリ「快測Scan」を開発したと2022年8月17日に発表した。端末のLiDARを使用して3次元測量が手軽にできるもので、この秋リリース予定だ。
対象物をかざすだけで手軽に点群取得
同アプリは、LiDAR搭載のiPad Proを使い、対象物にかざしてスキャンするだけで必要な点群を取得するというもの。スキャン結果の点群は、実物画像に重ねて表示される。
また、このアプリはクラウドサービス「KSデータバンク」を介して、ICT施工現場端末アプリ「快測ナビAdv」と、3次元施工データ作成支援ソフト「SiTE-Scope」との連携を実現している。
スキャンしたデータは、QRコードを利用すると評定点の中心点を自動認識。公共座標化したデータを、3次元測量データとして活用することが可能だ。
多点計測技術として利用可能
国土交通省では2022年度より、土工1000立米未満・床掘工・小規模土工・法面整形工などの直轄工事において、モバイル端末による出来形計測(面管理)を活用することにより工事成績が加点されるようになった。
同社は、建設業向けの施工管理ソフトウェアの開発・販売を行っており、今回の同アプリも多点計測技術として活用できるよう開発されたものだ。アプリを使うことで、作業効率が向上する。
リリースは2022年秋頃を予定しており、現在は詳細説明やチラシなどを受け付けている。
(画像はプレスリリースより)
KENTEMのプレスリリース
https://www.kentem.jp/news/20220615_01/
編集部
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