品質と低コストを兼ね備えた壁倍率5.0の耐力壁を実現、国土交通大臣認定へ

JIS構造用パーティクルボードPタイプ

飯田グループホールディングスの一建設株式会社は、構造用パーティクルボードを用いた壁倍率5.0の耐力壁「JIS構造用パーティクルボードPタイプ」が、国土交通大臣の認定を受けたと2022年8月17日に発表した。

エコ材を使用し品質維持

同社は、年間46,000戸以上の住宅を供給しており、「JIS構造用パーティクルボードPタイプ」は、同社が展開する構造用面材の1つ。原材料に廃木材などを活用し、価格の安定した木質ボードを採用している。

これまでの耐力壁を高耐力化にし、使用面材量を削減する構造計画の見直しを行った上で、壁倍率5を発揮する今回の耐力壁を開発した。

耐力壁の品質向上とともに低価格での住宅提供を維持するための改良を重ね、設計上では年間3億円の建設費削減が可能という試算結果だ。

壁倍率5.0を発揮

同製品により倍率4.3の軸組仕様と変わらない施工手間で倍率5.0を実現。ほかの耐力壁との比較を行った実証実験でも大壁直張り仕様で5.5倍相当、大壁片側受け材仕様で5.7倍相当となった。

今後は同様の接合方法の耐力壁についても認定申請を予定している。またバリエーションを増やし、耐力壁の工場生産化を検討していくとしている。

（画像はプレスリリースより）

一建設株式会社のプレスリリース
https://www.hajime-kensetsu.co.jp/news/2022/21335/

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