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地域建設
公開日時 2020.06.16
最終更新日時 2022.04.05

国の施策:地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保

建設業は他の産業と比べて高齢化が進行しているとされ、将来のための人材の確保が急務となっています。
しかし個社レベルでは投資できる資金や人材が限られているので、国が支援しようとする流れになっています。
本記事ではその内の施策の一つ、「地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保」について紹介します。

「地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保」の概要

中小の建設企業は、生産性向上の必要性を感じていることが多いとされています。

しかし具体的な方策についてのノウハウが十分に蓄積されておらず、人材の確保や投資が難しい状況にあるといわれています。
そこで経営支援や、多能工化の推進、技術革新への対応などを図り、地域の建設産業の生産性向上を推進するための施策が「地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保」です。
人材・物的な既存ストックを最大限活用し、経営の効率化などによる対応を図ります。

出典:厚生労働省「建設業の人材確保・育成に向けて(令和2年度予算案の概要)

支援と施策

具体的な支援と施策は以下のようになっています。

支援

相談支援
建設業の専門知識を持った専門家が、中小・中堅建設企業の相談にのり、アドバイスを実施します。

重点支援
他の中小・中堅建設企業の課題の解決のために参考となるモデル性の高い取り組みを厳選して、重点的に支援を実施します。

出典:厚生労働省「建設業の人材確保・育成に向けて(令和2年度予算案の概要)

施策

多能工化の推進
現状は、請負契約が工種毎に発注されているため、他工種にまたがっての多能工化が促進されにくいといわれています。
そこで元請けや上位下請業者が主導し、他工種にまたがる請負契約を一括発注することで多能工を活用・育成します。
それに併せ、各団体が実施している細分化した技能試験区分の見直しを検討しています。
多能工化による生産性の向上や、重層下請構造の改善が期待できます。

設計・施工環境の高度化
従来は2次元図面で工事の整合を確認していました。
それをBIM・CIMを利用し、設計・施工環境の高度化や受発注同士が連携することで、生産性を向上させます。

加速化する技術革新への対応
ICTを導入し、現場管理の効率化や省力化機械導入による作業効率化を促進します。

企業活動の継続促進【継続】
改正建設業法の施行を見据え、地域建設企業の事業承継の推進や経営の改善、効率化などを行います。

出典:厚生労働省「建設業の人材確保・育成に向けて(令和2年度予算案の概要)

中小・中堅建設企業の生産性向上や持続性確保を行う

「地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保」は、個社だけでは難しい人材の確保や育成、建設機械などへの投資を積極的に行えるようにするための施策です。
経営支援と同時に多能工化の推進や企業活動の継続促進を図り、地域の中小・中堅建設企業の生産性向上を図ります。

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