悪徳な建設業者はいる！基礎工事の手抜き工事を見抜く方法

長い間働いて、ようやく手に入る夢のマイホーム。
たくさんの苦労が報われる至福の瞬間といえるでしょう。
ところで、住宅の土台を作る際には、基礎工事と呼ばれる重要な作業があるのですが、近年悪質な業者が手抜き工事をするケースが散見されます。
やっとの思いで手に入れたマイホームが、欠陥住宅だったと分かった場合のショックは計り知れないものでしょう。
そこで今回は、基礎工事の手抜き工事を見抜く方法について紹介します。

基礎工事とは

一戸建の住宅における基礎工事には、「ベタ基礎」か「布基礎」のどちらかが用いられるのが一般的です。
ベタ基礎とは、板状の鉄筋コンクリートで、全体的に建物の土台を支える基礎のことです。
耐震力の低い建設物や重たい建設物の基礎に主に用いられます。
いっぽう、布基礎とは、逆Ｔ字型の基礎を帯状に連結させることで、部分的に建築物を支える基礎となります。
そのため「連続基礎」と呼ばれることもあります。
布基礎は、主に地盤が固くしっかりした土地や、様々な硬度の層が入り混じっている土地などに利用されます。

基礎工事の手抜き工事を見抜く方法

手抜き工事を見抜くには、工事の施工中に確認する必要があります。
なぜなら、基礎は工事の完成後に確認するのが非常に困難だからです。

まず、基礎工事の着工前に、建物を建てる土地に適した基礎なのか、業者に確認するようにしましょう。
次に、基礎の下地がしっかりと固められているか確認します。
その理由は、適切な工事がされていない場合には、上に乗せる基礎が傾いたりする可能性があるからです。
また、基礎と建築物の接合部に、基礎にマッチした適切な長さや太さの頑丈なアンカーボルトが使用されているかどうかも確認しましょう。
基礎の中央、及び四隅に適切に打ち込まれているかも確認する必要があります。

さらに、床下の通気口の有無を確認することも重要です。
どちらの基礎の場合でも、床下が湿っていると、床に深刻なダメージをもたらすこととなります。
ただし、基礎パッキンが床下に設置されていれば、換気できるため安心といえるでしょう。

手間を惜しまずに確認することが大切

やっとの思いで手に入れたマイホームを、手抜き工事で台無しにされないためには、少々面倒くさいかもしれませんが、基礎工事の施工前から細かく確認しておくことが重要です。
ここでサボってしまったことで、後から後悔したなんてことは絶対に避けたいところだと思います。
そのためにも、適切な方法について、ある程度は自分でも理解したうえで臨めるとベストでしょう。

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