ページトップに戻る
公開日時 2018.10.19
最終更新日時 2022.04.06

【世界遺産の建築物④】実は城壁?万里の長城

万里の長城は、世界遺産の中でも特に知名度が高いです。
歴史の教科書にも載っており、その名前を知らない人はほとんどいないくらいの有名な建築物です。
しかし、名前だけ知っていて万里の長城の詳細についてはあまり知らない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、万里の長城について詳しく解説していきます。

万里の長城はいつ何のために作られたのか

万里の長城は、北方民族の侵攻から国を守る目的で秦の始皇帝が築いたものだと、歴史の授業などで習った覚えのある人は多いでしょう。
しかし実際のところ、万里の長城は秦の始皇帝が即位した後に建設されはじめたわけではありません。
秦の始皇帝が即位するよりもずっと前の時代から、ところどころに万里の長城の元となる城壁が建設されてきました。
秦の始皇帝が行ったのは、それらの城壁を1つに繋げたことです。
さらに、秦の始皇帝より後の時代にも、万里の長城は何度も修復工事が行われてきました。
現在の形になったのは明の時代だったと言われています。
また、もともと敵の侵入を防ぐ目的で建設されたものであることから、兵士が常駐するための敵楼というスペースもところどころに設けられています。

本当は2万キロ以上もある?

万里の長城の起点は北京よりもやや北の方で、満州の手前辺りの部分です。
そこから、西に向かって延びています。
以前までは2400キロや4000キロなどと言われていました。
しかし、砂に埋もれている部分などが新たに発見されることが多いです。
それに伴い、中国政府から発表される万里の長城の長さはどんどん長くなってきています。
現在では2万キロを超えるとされており、地球を半周するくらいの距離です。
今後も新たに発見される可能性があるため、この2万キロという距離は、さらに増える可能性もあります。
ただ、きちんと管理されているのは、万里の長城の中でもほんの一部分です。
観光などで見たり入ったりできるのも、管理されている部分だけになります。
そして、これほど長い城壁をどのようにして建設したのか気になる人は多いでしょう。
現在なら巨額の予算がかかりそうです。
実際に予算もそれなりに費やして建設してきましたが、大勢の貧しい人たちを強制労働させることで労働力を賄いました。
そのため、本来かかるはずのコストよりも遙かに安いコストで建設されたということになります。

人間の力の凄さを実感できる建築物

万里の長城のような建築物を作るのに途方もない労力が必要です。
建設の仕事に携わっている人から見れば、それがよく分かるでしょう。
2万キロにも及ぶ巨大な城壁が人力で作られたと考えると、人間の力の凄さを改めて実感できます。

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年4月27日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。