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港湾工事
公開日時 2020.05.22
最終更新日時 2022.04.05

景観地区とは?施工管理技士が知っておきたい地域地区

景観地区は、市街地の良好な景観を作るために定められた地区です。
建築物の高さや壁面の位置などが制限されるため、施工管理技士は事前に該当する地域かどうか確認しておく必要があります。
本記事では施工管理技士が必見の「景観地区」について紹介します。

景観地区とは?

景観地区とは、市街地の景観を守るため形態意匠の制限や建築物の最高・最低限度などが定められた地区のことです。
歴史的建築物が立ち並んでいるなど、景観を保存したい地区などが指定されます。

景観地区の特徴

・各地区ごとに規定が異なる
景観地区の規定は全国共通ではなく、各地区ごとに定められます。
そのため景観地区内で工事を行うには、市町村長の認定を受ける必要があります。

・景観地区内の制限
種類や位置、区域、建築物の形態意匠などは必須事項として定められています。
それ以外の面積や名称、壁面の位置などは選択事項に分類されます。

景観地区の規定は地区ごとに異なりますので、必ず市町村に確認し、認定を受けましょう。

景観地区その他の地区の違い


景観地区と似た言葉に、美観地区・景観計画区域・景観協定があります。
ここではそれぞれの違いをご紹介します。

美観地区と景観地区

美観地区は2005年の景観法施行に伴って制度としては廃止され、景観地区に移行しました。
ただし「美観地区」という名称をそのまま残している地区もあります。
従来の美観地区は「これまでの良好な景観を維持する」ことを目的としていました。
これに比べ景観地区は「これからの良好な景観を図る」ことが設定できるようになりました。

景観計画区域と景観協定

どちらも景観法によって規定された区域です。
景観行政団体は、良好な景観を保全するべく景観計画を定めます。
景観計画区域は、この景観計画で定められた区域のことを指します。
この区域で建築などをする際には、景観行政団体に届け出を出す必要があります。
景観計画区域内の土地を持っている所有者や借地権者の合意によって結ばれた協定のことを指します。
景観地区や景観計画区域で法的に定められない詳細な事項も、この景観協定なら定めることが可能です。
たとえばシャッターのデザインやライトアップ、駐車場に関することなどです。

※出典
国土交通省「景観地区と準景観地区

地区ごとで規定が異なるので注意

景観地区は、歴史的建築物など保存・継承したい建築物がある地域が指定されます。
この規定は全国共通のものではなく、地区ごとによって異なるので、工事前には必ず確認しましょう。
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