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公開日時 2019.11.20
最終更新日時 2022.04.06

施工管理者が知るべき現場の知識:大工工事で発生するトラブルと防止策

「大工工事」とは木材の加工や取付けによって工作物を増築したり、工作物に木製設備を取付けたりする工事のことです。
特に、新築物件における大工工事は、家の間取りなどに影響する部分も多いため、施主さんから意見が出ることもしばしばあり、中にはトラブルに発展する場合もあります。
施行管理者としては、施主とのトラブル発生のリスクはなるべく下げる必要があるでしょう。
そこで今回は、大工工事で発生するトラブルと防止策を紹介します。

大工工事のトラブル代表例

大工工事のトラブルで意外と多いのが、施主とのトラブルです。
その代表例を以下で紹介します。

大工工事のトラブル/種類と特徴一覧

■着工後の仕様変更
注文住宅の工事では間取りの変更などを着工後にお願いされるケースがある。

■工事現場の環境に対するクレーム
現場の周辺のゴミや作業者の働き方に対するクレーム

■近隣住民からのクレーム
休日中の作業や騒音が原因でクレームが入ることもある

注文住宅の工事では、着工後に間取りの変更などを施主から依頼されることがあります。
工事の進捗によっては要望に応えられないケースは少なくありませんが、着工して間もない時期だと設計段階からやり直さなければなりません。
この場合、予算や設計図、スケジュールなどを大きく見直す必要があるので施行管理者としては大きな負担になってしまう恐れがあります。

また、現場にゴミが散乱していたり、作業者がタバコを加えながら仕事していたことで施主とトラブルになったケースもあります。
お互いの信頼関係が崩れてしまうだけでなく、口論になると時間のロスにもつながるので防がなければなりません。

大工工事のトラブル防止策

大工工事における作業者と施主とのトラブルを回避する方法は、施主さんと良好な関係を築く必要があります。
そのためには、まず工事内容の説明や禁止事項(例:工事中に現場を歩き回らない、土足で入らない等)などについてきちんと説明しておきましょう。
これは作業者も同じで、正しい働く姿勢や態度、現場のルールの徹底などを指示します。

また、近隣住民からクレームが入った場合は現場責任者が説明しなければなりません。
場合によっては、施主や上司、建築士、弁護士などに間に入ってもらう必要もあるでしょう。

施主さんと良好な関係を築くことが大切

今回は、大工工事で発生するトラブルと防止策を紹介しました。
大工工事におけるトラブルは、作業者と施主のコミュニケーション不足や信頼関係の構築が不十分だと発生リスクが高まります。
施行管理者や工事責任者が間を取り持つことは重要な役割だといえるでしょう。

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