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公開日時 2018.09.06
最終更新日時 2022.04.06

3Dプリンターは建築現場をどう変えるのか!メリットはこれだけ覚えれば大丈夫!

最近では3Dプリンターが注目を浴びており、建築の分野でも導入が期待されています。
海外では既に3Dプリンターで建物を作った例があり、日本においても建築現場を大きく変えるかもしれません。
そんな3Dプリンターを使った建築が実現したらどうなるのか見ていきましょう。

3Dデータさえあれば自動で建物を作れる

3Dプリンターは、3Dデータを取り込むことで、立体的な造形物を作ることができます。
通常は樹脂などを使用して、手のひらサイズの造形物を作りますが、建築の分野で使用するにはコンクリートなどの素材を使用することになるでしょう。
海外で建物が作られた例においても、クレーン型の噴出機でコンクリートを吹き出すことで、作っていました。
通常の3Dプリンターと異なるのは、使用する素材と大きさだけです。
たくさんの職人が現場で作業することで作っていたものを、3Dプリンターを導入することで、自動で作れるようになります。
建物が完成するまでの期間も大幅に短縮できるでしょう。
人手が少なくて済む分だけ、人件費も安く済みます。
これまででは考えられなかったような安い価格で建物を販売できるかもしれません。
アメリカでは約40万円の建築費で、24時間で家を建てた例もあります。
そして、3Dプリンターは覚えることが少ないのも大きなメリットです。
3DCADデータを作成し、STLファイルの出力を行い、造形ツールパスデータへ変換すれば、あとは3Dプリンターが作ってくれます。

内装品だけなら近い将来実現する可能性大

3Dプリンターで建物を作るやり方としては、大きく2つに分けられます。
1つは現場に建築用の大きな3Dプリンターを設置して、現場で各パーツを作り、その場で組み立てる方法です。
もう1つは、工場で各パーツを作り、それを現場に運び込んで組み立てるやり方です。
いずれの工法も海外では実例があり、今後少しずつ広まっていくでしょう。
ただし、日本においては、建築基準法の関係から、普及が難しいとされています。
3Dプリンターによる建築を普及させるには、法改正なども必要でしょう。
日本は諸外国と比べて地震が多いため、耐震性との兼ね合いもあり、建物の全部を3Dプリンターで作れるようになるにはまだ時間がかかるかもしれません。
内装に関しては、耐震性とあまり関係がない部分も多いため、内装だけであれば、近い将来実現する可能性が高いです。

3Dプリンター導入は建設業界内外に好影響をもたらす

3Dプリンターによる建築が普及すれば、工期を大幅に短縮し、人件費も格段に安くなります。
マイホームが安く購入できるようになり、貧困問題の解決にも繋がりそうです。
建設業界で現在深刻な人手不足や長時間労働などの問題も解決できるかもしれません。

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