【施工管理技士が知っておきたい道具のアレコレ】サンドペーパー
施工管理技士が知っておきたい道具の1つに、サンドペーパーがあります。紙や布のシートに研磨剤が塗布されており、木材などの研磨加工に用いられます。ここでは、サンドペーパーの種類や特徴、選び方についてご紹介します。
この記事でわかること »
サンドペーパーの種類
サンドペーパーは、主に5種類に分けられます。最も広く普及しているのは紙やすりですが、何を磨くか、どの程度磨くかによって使い分けることが大切だといえます。
サンドペーパーの種類と特徴一覧
・紙やすり
厚紙の表面に研磨剤が塗布されているサンドペーパーで、主に木材の研磨に使用されます。研磨するときに屑によって目詰まりを起こしやすく、厚紙のため耐久性は高くありません。
・耐水ペーパー
耐水ペーパーは耐水紙でできているため、やすりを水に濡らしてから研ぐ水研ぎに使用可能です。柔らかい木材だけではなく、金属の研磨にも使用されます。
・布やすり
布やすりは布に研磨剤が塗布されているもので、紙製のサンドペーパーに比べて耐久性があります。また曲がりやすいので、曲面を研磨しやすいというメリットがあります。
・空研ぎやすり
空研ぎやすりは、厚紙に塗布された研磨剤の上から合成樹脂や目詰まり防止剤が加工されています。水研ぎはできないものの、耐久性が高いため長く使用することができます。
・ポリネットシート
ポリネットシートは網目状研磨シートとも呼ばれており、両面に研磨剤が均一に固着されています。耐久性が高く、金属の研磨に適しているといえます。
このようにサンドペーパーには様々な種類があり、それぞれ異なる特徴があります。用途に応じて適したサンドペーパーを使用する必要があるといえるでしょう。
サンドペーパーの選び方
サンドペーパーは金属やすりに比べて長持ちせず、消耗品に近い道具だといえます。そのため1種類のサンドペーパーだけを選んで使用するよりも、数種類のサンドペーパーを用意してその時々で使い分けるのが適切だといえるでしょう。
サンドペーパーの目の粗さは数字で表されており、#40~#100は粗目、#120~#240は中目、#280~#800は細目、#1000~は極細目となっています。目の粗いサンドペーパーは材料の荒加工、細かいものは仕上げに向いています。用途に合わせてサンドペーパーを選び、効率的に作業を進めてください。
用途に応じたサンドペーパーを選ぼう
ここでご紹介したように、サンドペーパーには紙やすり、耐水ペーパー、布やすり、空研ぎやすり、ポリネットシートの5種類があり、これらをどのように使用するかによって仕上がり具合が変わってきます。それぞれの特徴を押さえたうえで、必要なサンドペーパーを揃えるようにしましょう。
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編集部
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