施工管理なら知っておきたい!建設現場で活用する重機の故障・修理箇所:フォークリフト
工事現場では、稀に資材の荷下ろしを行っているフォークリフトに異音や発熱などが発生してしまうことがあります。
もしもそのような状態になってしまったら、すぐに運転を停止してフォークリフトの不具合の状況を確認しなければなりません。
フォークリフトのオペレーターはもちろん、施行管理者もフォークリフトの故障の原因について理解しておく必要があるでしょう。
そこで今回はフォークリフトの故障について解説します。
フォークリフトが故障してしまったら
フォークリフトを点検する前に、まずは周囲の安全を確保する必要があります。
すぐにオペレーターに駐車ブレーキをかけさせ、一度フォークリフトから降りるように指示しましょう。
作業員にもフォークリフトに不具合が発生したので、近づかないことを周知します。
その後、フォークリフトの動作や周囲の環境が落ち着いたら、故障箇所を確認します。
もしも異臭や油の漏れなどがあった場合、輪留めや安全柵などの設置も検討しましょう。
■フォークリフトの異常の例
・発熱
・異臭
・異音
・振動
・部品の破損
・部品の脱落(チェーンが外れるなど)
・油脂類の漏れ
スムーズに修理を依頼するポイント
確認した結果、軽微な故障だと自力で直すこともできますが、故障の原因が分からない場合や損傷が酷いときは業者に修理を依頼しなければなりません。
その場合、先だって電話で故障の状況と合わせて車体の形式なども伝えることでスムーズに対応してもらえる可能性が高まります。
以下の4つのポイントは、正確に伝えられるように事前に把握しておきましょう。
・型式
・製造番号
・アタッチメントの形式
・タイヤサイズ
これらの情報はフォークリフトの銘板に明記されており、業者はそれを元に取りよせる部品を検討します。
エンジンがかからないときのチェックポイント
エンジンがかからない場合、故障や動作不良以外の原因も考えられるので、以下の2点を確認してみてください。
・前後進レバーを確認
エンジン式フォークリフトのトルクコンバーター車は、前後進レバーがニュートラル(N/中立)でないとエンジンを始動できない仕様になっています。
・電源が解除されていないか確認
バッテリー式のフォークリフトは、電源解除ボタンを誤って押してしまうとバッテリープラグが外れしまい、電源を受け取ることができません。
まずはバッテリープラグが正常か確認してみましょう。
周囲の安全確保が最優先
フォークリフトに異常が発生したときは、まずは二次災害を防ぐために周囲の安全を確保に努める必要があります。
その後、故障の状況に合わせて適切に対処しましょう。
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