ページトップに戻る
公開日時 2018.11.14
最終更新日時 2022.04.06

監理技術者を適正に配置すべき理由を簡単解説!

「監理技術者がどれほど重要なポジションなのか分からない」
新人の建設作業員の方々のなかには、そのような感想を持っている人もいるでしょう。建設現場を全体的に見守っている監理技術者の業務内容は、一見つかみどころがないように感じます。
しかし、監理技術者がいるからこそ、現場は安全が保たれ、建設は工程計画通りに進んでいるのです。
建設業界に飛び込んできてまだ間もない方向けに、「監理技術者の真の姿」を解説します。

監理技術者は規模が大きい現場にいる


建設業法は建設業者に、「技術者」を建設工事現場に配置することを義務付けています。
規模が小さい工事現場には「主任技術者」を配置することができますが、下請け工事の請負金額が4,000万円以上(建築一式工事は6,000万円以上) のときは、元請けの建設業者は「監理技術者」を配置しなければならないのです。
つまり監理技術者は常に大きな現場にいるのです。

監理技術者が目立っていない現場こそ順調

監理技術者の仕事は、建設業法に以下のように書かれています。

「第26条の3 監理技術者は、工事現場における建設工事を適正に実施するため、当該建設工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理及び当該建設工事の施工に従事する者の技術上の指導監督の職務を誠実に行わなければならない」

要するに監理技術者の仕事は、「施工計画の作成、工程管理、品質管理、技術管理、作業員への技術指導」というわけです。

ポイントは、施工計画づくりと品質管理を同一人物が行っている点です。
無理に工事を計画通りに進めようとすると品質が落ちるリスクが高まります。だからといって品質を重視しすぎると計画通りに進みません。
監理技術者は「絶妙な塩梅(あんばい)」で計画と品質をコントロールしているのです。

だから監理技術者が目立たず慌ててない現場は、順調なのです。

まとめ

監理技術者は建設工事の現場を知り尽くした人がたどり着く地位です。そのため、監理技術者は新しい現場でも、すぐにすべてを把握することができます。新人の作業員の方々が監理技術者の業務内容を知れば、憧れの存在になるでしょう。

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年4月26日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。