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公開日時 2020.01.16
最終更新日時 2022.04.06

シリーズ「ダム再生」:既存のダムの有効活用事例

ダムが建設されてから期間を経て、地形やダムを取り巻く環境が変化することがあります。何十年も経過すれば多くの場合何かしらの問題が生じます。また技術が進歩し、当時作られたダムよりもより機能性を高めることが可能になるという事情もあります。

結果として、既存のダムを現代の技術で有効活用した事例が複数存在するのです。

ダムの活用方法

では具体的に、どのような有効活用事例があるのでしょう。有効活用の方法は複数ありますが、たとえば、ダムの建設当初とは雨や水の貯まり具合が変わってくることが考えられます。

建設当初ダムAは水の量が多かったが、年月を経て水の量が減った、逆にダムBは建設当初よりも水の量が増えて容量オーバーになっている、などです。その際、容量振り替えで既存のダムを再編成することが可能です。

実際こういった事例は全国各地にあり、最初のダム建設段階から再編成のことも視野に入れて建設されています。こうすることで無駄なくダムを有効活用できます。

ダムは自然災害からも守ってくれる


ダムには利水目的と治水目的があります。利水目的とはダムに貯めた水で水力発電を行うなど、利益を目的とすることです。一方で治水目的は洪水から市民を守るなど、水害による危険を回避する目的です。

ダムには利水目的と治水目的があり、利水のみを目的としているダム、治水のみを目的としているダム、利水と治水の両方を目的としているダム、など様々です。

民間企業のダムは営利目的に作られているため利水目的であるケースが多いですが、国の管轄するダムの中には治水がメインのものも存在します。

そしてここ数年実際に豪雨による被害が相次いでいますが、ダムが自然災害を防げているケース、ダムの影響がなかったケース、むしろダムがあったせいで被害が拡大したケース、など様々です。

なぜダムのせいで水害が拡大するかですが、せき止められていた水が一気に流れ出すからです。ダムが決壊するケースもあれば、放流を余儀なくされ、放流した結果下流の市民が犠牲になるようなケースもあります。

ダムは人々を水害から守る

ダムの活用方法は様々で、特に治水目的のダムは水害から人を守ります。実際、放流前にはアナウンスをしていて、逃げている住民も数多いです。
サイレンの音が聞こえていなかった人も多いため、避難さえすれば犠牲にならなかった人もいます。
ダムだけの問題ではなく周知ミスなど人災による要素もあるので、ダムを扱う側の人間にも責任感が求められます。

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