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鉄筋工事
公開日時 2022.02.03
最終更新日時 2022.04.01

電気工事施工管理技士の平均年収7選|状況や資格別に詳しく解説

電気工事施工管理技士とは


「電気工事施工管理技士」とは、「施工管理技士」という国家資格の1つで、建設現場において電気工事の施工計画や工事の工程管理、品質や安全の管理などが主な仕事です。

なお、電気工事施工管理技士は、電気工事をすることができる「電気工事士」よりも上位の資格として位置づけられています。

電気工事施工管理技士の国家資格は、「1級」と「2級」が設けられており、両者は請け負える業務の範囲に違いがあります。

2級電気工事施工管理士は一般建設業の「専任技術者」や「主任技術者」になることができ、1級電気工事施工管理士は一般建設業および特定建設業の「専任技術者」や「主任技術者」、「監理技術者」にもなることができます。

出典:電気工事施工管理技士(1級・2級)|CIC日本建設情報センター
参照:https://www.cic-ct.co.jp/course/electric

電気工事施工管理技士の平均年収7選


電気工事施工管理技士の平均年収はどの程度なのでしょうか。

求人を出す企業の規模や地域、求める資格などで平均年収は変わります。ここからは、電気工事施工管理技士の平均年収について7つに分けて解説します。

1:地域別の年収

電気工事施工管理技士募集の企業に無資格・未経験で就職する場合、関東圏内では平均年収が約250万~300万円、地方は約180万~250万円が相場となります。

電気工事施工管理技士の需要がある地域に資格を持って就職する場合には約400万円、給与水準の低い地方でも需要がある場合には約350万円といったケースもあります。

電気工事施工管理技士に限ったことではありませんが、平均年収には地域性や需要が大きく影響することが分かります。

2:スーパーゼネコンの年収

建設工事は、大規模な工事ほど大手ゼネコンが仕事を一式で請け負い、複数のサブコンに委託し、さらに2次下請け、3次下請けと発注する重層構造になっています。

スーパーゼネコンは売上高が単独で1兆円を超える限られたゼネコンを指し、平均年収は約900万円です。そして、スーパーゼネコンの求人では、複数の資格を持った即戦力の電気工事施工管理技士を募集する傾向にあります。

3:ゼネコンの年収

ゼネコンの中には、スーパーゼネコン以外に準大手ゼネコンや中堅ゼネコンなども存在し、一般的に前者は単独売上高が3,000億円以上、後者は単独売上高が1,500億円以上のゼネコンとされています。

ゼネコンが募集する電気工事施工管理技士の平均年収は約800万円で、主に40代前半ぐらいまでの、十分な経験と資格を持っていてすぐに現場を任せられる人を募集しています。

4:サブコンの年収

サブコンとは下請け業者のことで、建設工事の一部、設備工事を中心に請け負う会社です。サブコンの電気工事施工管理技士の求人の平均年収は約400万円で、ゼネコンで働いた経験のある人などが採用される傾向にあります。

サブコンの電気工事施工管理技士は、規模の大きいスーパーゼネコンやゼネコンなどと比べると、平均年収が低くなります。

5:1級電気工事施工管理技士の年収

1級電気工事施工管理技士の求人による年収のボリュームゾーンは約400万円から約600万円で、平均年収額は約500万円となっています。

また、中には年収が1000万円を超える求人もあり、1級電気工事施工管理技士は高収入を得られる傾向にあります。

ただし、高額の年収を得られる求人案件は、経験豊富で即戦力として働くことができる人材を求めています。また、1級電気工事施工管理技士の資格を持つと、約5000~2万円の資格手当がつくケースが多いため、その分だけでも高い収入が期待できます。

6:2級電気工事施工管理技士の年収

2級電気工事施工管理技士の平均年収額は約500万円となっています。この金額だけ見ると、1級電気工事施工管理技士とさほど変わりません。

ただし、2級電気工事施工管理技士の資格手当は3000~1万円ほどが多く、1級電気工事施工管理技士に比べると少ないと感じられるでしょう。

その一方で、2級電気工事施工管理技士の求人は大企業から中小企業まで幅広い需要があり、1級電気工事施工管理技士よりも年収に幅があります。

7:派遣社員の年収

派遣社員として勤務する電気工事施工管理技士の平均年収は、勤務時間や勤務日数によって変動しますが350万円程度になります。

しかし、派遣社員は昇給や資格手当、交通費の支給などがない場合もあり、福利厚生を含めて派遣会社によって待遇が大きく異なります。

工事内容や現場によっても年収は変わる


電気工事施工管理技士が管理・監督する建築現場はさまざまで、請け負う案件によって、作業内容や工期、予算などが異なるため、年収にも差が生じます。年収を調べる際は、その企業がどのような規模の案件を請け負っているかを併せて確認すると良いでしょう。

また、遠くに出張したり夜間作業のある場合、高圧電気を扱う現場などは手当がつくことも多いため、年収が変わる要素となり得ます。
電気工事施工管理技士の年収を上げる方法は?


年収を上げるためには、年収の高い傾向にある都市の会社に就職する、1級電気工事施工管理技士の資格を取得する、ゼネコンやスーパーゼネコンに就職する、などの手段があります。

さらに、電気工事施工管理技士として求められるためには、高いマネジメント能力や優れたコミュニケーション能力が必要不可欠です。また、「土木施工管理技士」や「建築施工管理技士」など複数の資格を有していると、幅広い現場に対応できるでしょう。

電気工事施工管理技士の年収は条件によって変わることを覚えておこう


慢性的な人手不足の建設業界において、電気工事施工管理技士の資格を持つ技術者のニーズは高まっています。さらに、豊富な経験や知識があり即戦力として働くことができる人材は重宝されるでしょう。

希望条件や現状などから、自分に適した電気工事施工管理技士の求人を探しましょう。自身で転職活動を進めるのに不安を感じる場合は、転職支援エージェントなどを利用することをおすすめします。

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