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工事と役務の両者の違いを徹底比較

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公開日時 2023.02.10 最終更新日時 2023.02.10

公共事業には「建設工事」や「役務(えきむ)」などの種類があります。建設工事も役務も同じ建設業者が行うことができます。では、これら2つの違いは何なのでしょうか?

大雑把に建設工事と役務の違いをとらえてみる

まずは、建設工事と役務の違いについて「大雑把に」とらえてみます。
建設工事は、原材料や材質や自然界に「加工」を施す行為です。
役務は清掃や点検、設定などの仕事のことで、対象物を加工することはほとんどありません。役務はサービスと呼ばれることもあります。

さらに、工事を行うと目で確認できる「跡」が確認できますが、役務の「跡」は確認しづらいという特徴があります。
イメージができあがったところで、工事と役務の違いを詳しくみていきましょう。

工事とは

建設業法第2条に建設工事の定義が記載されていますので要約してみます。

  • 建設工事とは土木建築に関する工事である
  • 建設工事は別表第1(★)で示すものである
  • 建設工事は建設業者が請け負う
  • 建設工事は発注者が建設業者に発注する

つまり、建設工事とは、発注者が建設業者に発注し、受注した建設業者が工事を請け負うこと、となるわけです。モノをつくって販売するメーカーとはビジネス形態がかなり異なります。

そして建設業法の別表第1(★)によると、建設工事には以下の29種類あることがわかります。工事名にはそれぞれ事業名がつけられています。

工事名事業名
土木一式工事土木工事業
建築一式工事建築工事業
大工工事大工工事業
左官工事左官工事業
とび・土工・コンクリート工事とび・土工工事業
石工事石工事業
屋根工事屋根工事業
電気工事電気工事業
管工事管工事業
タイル・れんが・ブロック工事タイル・れんが・ブロック工事業
鋼構造物工事鋼構造物工事業
鉄筋工事鉄筋工事業
舗装工事舗装工事業
しゆんせつ工事しゆんせつ工事業
板金工事板金工事業
ガラス工事ガラス工事業
塗装工事塗装工事業
防水工事防水工事業
内装仕上工事内装仕上工事業
機械器具設置工事機械器具設置工事業
熱絶縁工事熱絶縁工事業
電気通信工事電気通信工事業
造園工事造園工事業
さく井工事さく井工事業
建具工事建具工事業
水道施設工事水道施設工事業
消防施設工事消防施設工事業
清掃施設工事清掃施設工事業
解体工事解体工事業

役務とは

役務とは、他人のために行う労務やサービスのことです。
公共事業には「物品」「役務」「建設工事」「測量等」の4つの契約の種類があります。
そのうち役務には次のような仕事があります。
広告・製図・調査・情報処理・翻訳・ソフトウェア開発など

このように並べると、役務の業務内容は建設工事の業務内容とまったく違うことがわかります。

まとめ

最後に、公共工事の入札方法における役務と建設工事の違いを確認しておきましょう。
役務の競争入札の参加資格は全府省庁で統一しています。つまりある省で入札参加資格が認められれば、他の府省庁でもその資格は有効になります。
しかし、建設工事の入札参加資格は、府省庁ごとに判断します。さらに建設業者が建設工事の仕事を受注するには、経営状況や経営規模、技術的な能力などについて厳しい審査を受けることになるのです。
そのため、役務と建設工事は「かなり違う仕事」といえるでしょう。

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