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CADオペレーターへの転職事情は?おすすめの資格や目指すメリット

働く
公開日時 2023.05.26 最終更新日時 2024.01.29

こちらの記事では、CADオペレーターへの転職事情についてご紹介いたします。


 

目次

CADオペレーターの転職事情


CADオペレーターの転職事情として、建築や機械関連を学んでいた方は設計者になるためにCADオペレーターに転職したいと希望を持ったり、もともと設計職だった人が働き方を変えてCADオペレーターに転職するといった流れもあります。

また求人倍率や月収、年収を見てみると、厚生労働省が発表した令和2年賃金構造基本統計調査による就業者統計データでは、「有効求人倍率が0.66倍、月額求人賃金が25.1万円、平均年収は408.6万円」となっています。

出典:CADオペレーター – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)

CADオペレーターへの転職に適した時期とは


CADオペレーターには「採用されやすい時期」があるため、未経験の方はその時期に転職活動を行なうことをおすすめします。狙い目は、繁忙期に合わせてCADオペレーターの需要が高まる、10月から4月頃です。

採用されやすいこの時期に、未経験から経験者へステップアップしましょう。

CADオペレーターの業務内容


「CAD(キャド)」とは「コンピュータ支援設計」と訳されます。図面の設計や作図をするこのツールは、自動車や機械、建築や配管、服飾デザインといった、さまざまな図面を作成する際に使用されています。

ここではCADを操作するオペレーターの業務内容を見ていきます。

デザインを元に図面を作成する

CADには平面図を描く2次元CAD、立体的な図を描ける3次元CADが存在します。業種に関係なく、さまざまな用途に使用される汎用ソフトの他、建築や土木、自動車や機械など、特定の分野へ特化した専門性の高いソフトの2つです。

CADオペレーターは、これらのようなコンピュータのツールを使用し、デザインを元として図面や完成予想図を作成します。

図面を点検し修正する

図面作成だけでなく、点検や修正、加工を行なうこともあります。機械設計では、3次元CADによって形状を描き、検討や修正を行ないます。そのデータを基に、試作品や金型を作成します。

また、「コンピュータ支援製造」と訳されるCAM(Computer Aided Manufacturing)を使用すると、CADで制作した図面に合わせて工作機械の動きを制御してくれます。

CADオペレーターに必要なスキル4つ


CADオペレーターの業務内容について、少しずつイメージがつかめてきたのではないでしょうか。ここからは、業務を行なうにあたって必要となるスキルを4つ、ご紹介します。

必要なスキルを知っておくことで、勉強や履歴書制作、面接対策にも役立ちます。これらのスキルをアピールして転職活動をスムーズに乗り切りましょう。

1:業界に特化した知識

CADは現在、さまざまな業界で使用されています。そのため、設計技術者やデザイナーの指示のもと、顧客が満足できる図面を作成するためには、業界ごとに特化した知識が必要です。

例えば建築業界でCADオペレーターとなる場合、業界特有の用語や建築製図の基礎といった知識が必要となります。この場合は、併せて鉄骨造や木造、鉄筋コンクリート造の建築では、どういった違いがあるのかについて理解しておくと良いでしょう。

2:デザインツールを操作するスキル

顧客への提案時に使用するプレゼンテーション資料を作成するにあたって、Adobeが販売している「Photoshop」「Illustrator」といったデザインツールソフトを使用することがあります。そのため、このようなソフトの操作方法を習得しておくと、重宝されるでしょう。

3:3次元CADを操作する能力

近年、立体的な図が描ける3次元CADの普及が進んでいます。建築業界での使用においても、視覚的に構造を把握できる3次元CADは、平面のみの2次元CADに比べ、設計ミスに気付きやすくなるといった利点があります。

そのため、3次元CADを操作する能力があると良いでしょう。

4:設計の補助業務をこなすスキル

CADオペレーターの仕事は、CADソフトを使用してパソコン上に図面を再現する仕事ばかりではありません。

他にも、CADデータを使用した仕様書・説明書の作成や、CAE(Computer Aided Engineering)によって、強度や熱伝導率の確認を行なうための3次元モデルの作成といった、設計補助業務もこなします。

また、図面を修正することもありますので、どちらのスキルもあると良いでしょう。

CADオペレーターに転職するメリット6つ


仕事を変える時には、収入や働き方の変化など、色々な不安がつきまとうでしょう。そのため、転職後の生活がどういったものになるのか、職種への理解を深めておきましょう。

ここでは以下の6つの項目に分けて、給与や働き方の他、挑戦できる業界や仕事の達成感について紹介します。

  • スキルが給与に反映される
  • 働き方の選択肢が広がる
  • 多様な業界に挑戦できる
  • 成果が残り達成感がある
  • 働きながらスキルアップが望める
  • 作業の進捗を自由に調整できる

1:スキルが給与に反映される

CADオペレーターは、スキルが高いとボーナスが増えることや昇給など、能力が給与に反映されやすい傾向があります。

そのため、実務経験を積むと共に、扱えるCADソフトを増やして上位資格を取ることで、昇給の期待ができるしょう。また、習得した知識を活かして、収入の高い大手企業への転職を目指すことも可能です。

2:働き方の選択肢が広がる

CADオペレーターには正社員の他、派遣社員やフリーランスとしての働き方もあります。CADオペレーターの業務は、自宅のパソコンでも行なえるため、在宅勤務も可能です。

近年、CADのフリーソフトやクラウドサービスの普及に伴い、在宅勤務制度を導入する職場が増えてきました。働く場所や勤務形態など、「働き方」の選択肢が広がる、メリットのある職業です。

3:多様な業界に挑戦できる

CADは、さまざまな分野で使用されているため、多様な業界へ転職できるというメリットがあります。人材派遣会社に登録して、色々な職場を経験するのも良いでしょう。

幅広い業界で人材を募集しているため、需要が高い点もCADオペレーターの魅力といえます。

4:成果が残り達成感がある

成果が残るというのも、CADオペレーターになって感じる嬉しいところです。CADオペレーターの作成した図面を基に、建築物や機械などができあがり、成果物として残ります。

例えば、建築物は何十年間という長きにわたって人々の生活を豊かにします。実際に目で見て、手で触れられるため、達成感のある職業といえるでしょう。

5:働きながらスキルアップが望める

CADソフトには色々な種類がありますが、1つのソフトで基礎的な操作を習得すれば、他のCADソフトを使用する際にも応用がききます。

業務を通して図面制作の知識を深めることで、他の業界や職場でオペレーターとして働く時にも通用するスキルを手に入れることが可能です。経験を積むにつれて、大きなプロジェクトに挑戦するチャンスも増えるでしょう。

6:作業の進捗を自由に調整できる

基本的には納期さえ守れば、自分のペースで作業の進捗を自由に調整できるという点も大きなメリットです。特に、熱を出しやすい小さな子供の世話や、親の介護などをしながらの在宅ワークでは嬉しい点でしょう。そのため、CADオペレーターには比較的、女性も多くいます。

CADオペレーターに転職するデメリット3つ


次は、CADオペレーターに転職することによるデメリットをご紹介します。何事も、メリットがあればデメリットがあるものです。転職後にミスマッチを感じてしまわないように、デメリットについてもしっかりと確認しておきましょう。

ここでは、以下の3つの項目に分けて解説しています。

  • 作業進捗によって残業もあり得る
  • PC作業で体に負担がかかる
  • クライアントの要望に左右されやすい

1:作業進捗によって残業もあり得る

CADオペレーターの仕事は、設計されたものの製図を行なうため納期が存在し、間に合わせるために残業が発生する場合があります。

労働者派遣事業を行なうパーソルテンプスタッフ株式会社によるデータでは、残業時間は平均で月20時間前後となっています。また、厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査」では、CADオペレーターの労働時間は、月169時間とされています。

出典:CADオペレーター – 職業詳細 | 職業情報提供サイト(日本版O-NET)

2:PC作業で体に負担がかかる

場合によっては1日中CADソフトなどを使用したパソコン作業となるため、目の疲れや肩こりなど、体に負担がかかります。コンピュータを使用する業務は、職場によっては在宅勤務も可能になるなどメリットがある反面、体への負担といったデメリットもあります。

3:クライアントの要望に左右されやすい

CADオペレーターの仕事は、クライアントの要望を図面にすることであるため、図面の変更や修正も発生します。要望を満たしながら、納期にも間に合わせなければなりません。それにより残業が多くなるなど、クライアントの要望に左右されやすい点もデメリットといえます。

CADオペレーターに転職するポイント5つ


ここからは、CADオペレーターに転職する上でのポイントについてご紹介します。

働く業界に合わせて準備しておくと良いことや、CADの資格取得のためのスクールに関する情報、派遣会社についての情報など紹介していきますので、このポイントを踏まえて転職準備しましょう。

  • 働く業界を定めておく
  • 業界に合ったツールを学ぶ
  • 早い時期から準備しておく
  • スクール経由の就職も視野に入れる
  • CADオペレーターの求人がある派遣会社に登録する

1:働く業界を定めておく

まずは、CADオペレーターとして働く業界を定めておきましょう。CADは現在、さまざまな分野で使用されていますが、働く業界によって必要となる知識も異なります。

専門用語などの業界知識や、分野別に特化したCADソフトの習得が必要な場合もあります。業界によってオペレーターの需要も変わるため、そのあたりも踏まえて、働く業界を定めましょう。

2:業界に合ったツールを学ぶ

転職前に、業界によって異なる専門のCADツールを勉強しておくことも強みになります。企業への印象が良くなることももちろんですが、あらかじめソフトを触っておくことで、どういった仕事内容なのか理解が深まり、ミスマッチを防ぐことにも繋がるでしょう。

3:早い時期から準備しておく

早い時期から準備しておくことも大切です。CADソフトの習得や前職の引継ぎ、面接の準備や派遣会社への登録など、転職には時間がかかるものです。CADオペレーターの就職しやすい時期に合わせて、しっかり就職活動ができるように早めに準備を始めましょう。

4:スクール経由の就職も視野に入れる

スクール経由の就職も視野に入れておくと良いでしょう。CADの資格取得スクールには、就職支援までセットになっているものがあり、求人紹介や履歴書チェック、就職セミナーなどの各種サポートを受けられます。

実務経験を重要視される仕事ですが、未経験でもスクールを卒業していることで企業からの印象が変わる可能性があるため、通信教育を検討するのも良いでしょう。

5:CADオペレーターの求人がある派遣会社に登録する

人材派遣会社は複数ありますが、会社によって求人の多い分野は異なります。そのため、CADオペレーターの仕事が探しやすい派遣会社を選んで登録しましょう。近年は、ネットや電話だけで登録できる派遣会社も増えており、何社か登録することで求人の幅も広がります。

CADオペレーターに転職する際の注意点3つ

CADオペレーターに転職する際の注意点3つ


CADオペレーターに転職するにあたっての注意点についてもご紹介します。

ここでは、派遣社員として働く際に確認した方がいい「派遣会社のサポートの質」「福利厚生」についてや、「業界未経験」「職種未経験」「未経験」の違いについても説明しています。

自分に合った派遣会社や求人を見極めるための情報となりますので、参考にしてみてください。

1:派遣会社のサポートの質を重視する

一口に派遣会社と言っても、サポートの内容や質はさまざまです。就職前や就職後の相談を親身になって聞いてくれるか、未経験者へのセミナーや研修制度はあるのかなど、自分が必要とするサポートが充実しているかを確認しておきましょう。

また、インターネットで気になる派遣会社のクチコミを確認することで、実際の利用者による感想を知ることもできます。

2:福利厚生が整った企業を選ぶ

派遣会社によって、福利厚生も違います。安心して仕事を続けるためには、重要なポイントだといえるでしょう。育児支援サービスや家事代行サービスの他、宿泊施設やツアーの優遇といった優待サービスにも違いが出るため、賢く使ってプライベートも充実させましょう。

3:募集条件に注意する

求人に記載してある募集条件にも注意しましょう。

「業界未経験」は、CADオペレーターの経験はあるけどアパレル業界だったため、建築業界でのCADオペレーターの経験はないといった「業界」が未経験なことを言います。

「職種未経験」は、建築業界でとび職として働いたことはあるけど、建築のCADオペレーターは初めてといったように、業界は同じでも「職種」が未経験なことを言います。

「未経験」は、社員としての就労経験がない場合や、業界・職種共に経験がないことを指す場合が一般的です。

CADオペレーターへの転職に役立つ資格5つ


CADオペレーターになるにあたって、必ず必要な資格や学歴はありません。しかしCADを操作するための知識や、働く業界に合った専門知識は必要です。

専門用語や施工・加工についての知識、正確に図面を読み取る能力、仕様書や説明書の作り方など、身につけることがいくつかあります。

ここでは建築業界のCADオペレーターへ転職する時に役立つ資格を5つご紹介します。知識の習得や証明のために、是非、挑戦してみてください。

1:建築士試験

建築士試験は一級と二級、木造建築士といった種類があり、建築士法に基づく国家資格です。質の向上や業務の適正化を意図した資格で、建築物の図面や仕様書の作成、工事監理などを行なうにあたっての資格となります。

建築する建築物の用途や規模、構造によって資格が異なり、試験は「学科の試験」「設計製図の試験」の2つに分かれ、学科試験合格後に設計製図の試験を受験する流れとなっています。

出典:一級建築士試験|建築技術教育普及センター

2:Vectorworks操作技能認定試験

CADソフトの1つである「Vectorworks」の操作技能を評価するために、日本国内においての総販売元会社が行なっている試験です。

インターネット接続をしたコンピュータによって行なうベーシック認定試験では、Vectorworksの2次元や3次元、ワークシートやレンダリングなどの機能を使用するための、基本的な機能や操作について出題されます。

また、ホームページには、受験前に試験を体験できる体験版も用意されています。

3:福祉住環境コーディネーター検定試験

高齢者や障害を持った人が住みやすい住環境を提案するアドバイザーである、「福祉住環境コーディネーター」の検定試験です。1級・2級・3級に分かれており、1級の取得には、2級の合格が必要となります。

医療や福祉、建築といった幅広い知識が必要とされる福祉住環境コーディネーターのニーズは、今後の超高齢化社会において高まっていくと予想されます。

4:オートデスク認定資格プログラム

「オートデスク」はCADソフトを開発している会社であり、「オートデスク認定資格プログラム」は「AutoCAD」を中心とした、オートデスク製品の利用に関するスキルを認定する資格試験制度です。

こちらは世界共通の資格であり、さまざまな国で通用する点もポイントが高いでしょう。学生や初級者向けの「オートデスク認定ユーザー」の他、更なるキャリアアップを目指している中・上級者向けの「オートデスク認定プロフェッショナル」があります。

CADオペレーターに転職するメリットや必要な資格についておさえておこう


いかがでしたでしょうか。CADオペレーターへ転職するにあたって、メリットについておさえておくことは、志望動機を書く際にも役立ちます。また、CAD資格などを取っておくことでスキルの証明にもなります。

この記事を参考に、自分自身に合った働き方を叶えていきましょう。


 


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