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建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率・難易度を解説!受験資格や試験内容も紹介

働く
公開日時 2022.08.24 最終更新日時 2024.01.31
  • 「建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の試験は難しいのだろうか?」
  • 「建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の試験に合格するために、何をしたらよいのだろうか?」

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)を受験しようと考えている方の中には、このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

『ビル管の試験はなかなか受からない』という情報を耳にして、不安になっている方もいると思います。

本記事では、建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率や試験内容をまとめています。

試験情報やオススメの勉強方法をチェックしておくと、効率的に学習に取り組めるようになりますよ。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の資格取得を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。

 


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建築物環境衛生管理技術者(ビル管)とは?仕事内容を紹介

「建築物環境衛生管理技術者」とは通称「ビル管」と呼ばれる、建築物の管理を行うプロのことです。

建築物環境衛生管理技術者は、さまざまな建物の管理に携わりますが、メインとしてビルの管理業務が多いため「ビル管」という名称が広く知れ渡っています。

建築物を安全に管理するために3000㎡以上の建物(学校の場合は8000㎡以上)に、1名以上の建築物環境衛生管理技術者(ビル管)を選任しなくてはならない決まりがあります。

建物や施設を衛生的に使用できるように、清掃や害虫駆除、水質の検査などを行うことが主な業務です。

そのほかにも電気系統や消防設備の点検など、建物全体を管理する役割を担っており、業務内容は多岐にわたります。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)は、さまざまなトラブルに対応できる臨機応変さが必要な職業です。

自分で脚立に上って作業することも多いので、アクティブに仕事に取り組みたいと考えている人に向いているといえます。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率の推移と難易度

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率の推移を、以下の表にまとめました。

実施年合格率受験者数合格者数
2021年17.7%9,651人1,707人
2020年19.5%9,924人1,933人
2019年12.3%10,146人1,245人
2018年21.1%11,096人2,339人
2017年13.6%10,209人1,387人

参考元:JQOS.jp 日本資格取得支援

2017~2021年の5年分の受験者数と合格者数、これらに基づいて算出された合格率は上記のとおりです。

合格率は12.3~21.1%とやや幅がありますが、おおよそ2割以下の合格率となっており、難易度が高めの試験といえます。

比較対象として「1級建築施工管理技士」の合格率は30.1%となっており、この資格に比べても合格のハードルは高いです。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率はなぜ低い?

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の資格試験の合格率が低いのには、以下のような理由があります。

試験の問題数が多い全180問の問題を解かなくてはいけない。(※比較として1級建築施工管理技士の試験は80問前後)
出題範囲が広い6科目からの出題となっており、暗記問題が多い。
全科目の正解率をクリアしなければならない受験は6科目あり全体の正解率65%以上が必要。合わせて各科目も40%以上の正解率が必要となり、1科目でも満たないと合格できない。
試験が年に1回しかない1年に1度しかチャレンジできないため、モチベーションの維持が難しいケースがある。
安易に受験する人が多いビル管理業務に従事する人は多く、安易に受験に臨む人も多いといわれている。受験人数が多いので相対的に合格率が下がっている。

試験問題の数は、ほかの試験と比較すると非常に多くなっていることがわかります。

また科目が6つに分かれており、ぞれぞれをしっかり網羅しておかないと合格することが難しいです。

そのほかに、試験日が1年に1度しかないことも理由のひとつとしてあげられます。

1年に1度しかチャンスがないと早めに暗記しても忘れてしまったり、忙しい時期に重なってしまったりと、当日に合わせてコンディションを調整するのが難しいからです。

合格のためには、特別な勉強方法を用いるよりも、コツコツと地道に練習問題を解くことが有効といえます。

覚えなくてはならない範囲が多いので、時間をかけて取り組むことが重要です。

難易度の高い試験ですが、しっかり計画を立てて臨めば合格の可能性が高まります。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の受験資格

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の受験をするには、以下の2つの条件をクリアしている必要があります。

【条件1】以下の業務に2年以上の期間、関わった実務経験があること
空気調和設備管理
給水、給湯設備管理(貯水槽の維持管理を含む。浄水場の維持管理業務を除く。)
排水設備管理(浄化槽の維持管理を含む。下水処理場の維持管理業務を除く。)
ボイラ設備管理-電気設備管理(電気事業の変電、配電等のみの業務を除く。)
清掃及び廃棄物処理-ねずみ、昆虫等の防除

※上記の「設備管理」とは、設備についての運転、保守、環境測定および評価等を行う業務をいいます。

※修理専業、アフターサービスとしての巡回サービスなどは「建築物における環境衛生上の維持管理に関する実務」には該当しません。

※建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則第21条第2項に規定する環境衛生監視員として勤務した経験は、受験資格に該当する実務に含みます。

【条件2】以下の用途に供される建築物の当該用途部分において、環境衛生上の維持管理に関する実務に業として2年以上従事していること
興行場(映画館、劇場等)、百貨店、集会場(公民館、結婚式場、市民ホール等)、図書館、博物館、美術館、 遊技場(ボーリング場等)
店舗、事務所
学校(研修所を含む)
旅館、ホテル
その他、上記の用途に類する用途(多数の者の使用、利用に供される用途であって、かつ、衛生的環境も上記の用途におけるそれと類似しているとみられるもの。)

※受験資格に該当する用途: 共同住宅、保養所、寄宿舎、保育所、老人ホーム、病院等

※受験資格に該当しない用途: 倉庫、駐車場、工場等の用途に供されるもの。その他特殊な環境にあるもの。

参照:公益財団法人日本建築衛生管理教育センター

それぞれ2年以上の実務(従事)経験が必要となり、試験日の時点で超過していなければなりません。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の試験内容

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の試験内容は以下のとおりです。

試験科目出題数
建築物衛生行政概論20問
建築物の構造概論15問
建築物の環境衛生25問
空気環境の調整45問
給水及び排水の管理35問
清掃25問
ねずみ、昆虫等の防除15問

試験は午前3時間、午後3時間に分けて行われます。

合格の基準は以下のとおりです。

合格に必要な正しい回答数117/180問
合格に必要な正解率(各科目)どの科目も40%以上
合格に必要な全体の正解率全科目総合で65%以上

6つの各科目でそれぞれ40%以上の正解率が必要で、さらに全体で65%以上の正解率がなくてはなりません。

1科目でも基準値に満たないと合格できないため、6つの科目を満遍なく学習しておく必要があります。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の勉強方法

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の試験に向けて、オススメの勉強方法は以下の3つです。

  • 過去問をチェックする
  • 講習を受ける
  • 暗記するだけでなく解説も読み込む

それぞれを詳しく解説します。

過去問をチェックする

オススメの勉強方法のひとつは、過去問題を解いてみることです。

インターネットで検索すると、建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の過去問題を見られます。

実際の過去問題を1つ例として、紹介します。

問題給湯設備の省エネルギーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
選択する回答1.給湯温度を適切に管理する。2.適切な制御方式を採用する。3.配管経路の短縮、配管の断熱等に配慮し、放熱損失を低減した適切な配管とする。4.混合水栓の使用を避け、湯と水は別々の水栓とする。5.器具ごとに定流量弁を設置する。

(正答は、4.混合水栓の使用を避け、湯と水は別々の水栓とする。)

ほかにも複数の過去問題があるので、できるだけたくさんの問題を解いて試験に備えてみてください。

講習を受ける

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の試験に向けて、受験を希望する人が参加できる有料の講習会があります。

講習内容試験に必要な6科目の学習、合計101時間
受講料108,800円(非課税)

正式名称を「建築物環境衛生管理技術者講習会」といい、公益財団法人日本建築衛生管理教育センターで受講できます。

受講資格は「昭和46年厚生省令第2号、第6条、第7条及び第8条に定める学歴及び実務の経験を有する者」と定められており、細かい規定があります。

詳しくは受講したい団体に問い合わせて、確認してみてください。

暗記するだけでなく解説も読み込む

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の試験対策ができる参考書は、さまざまな種類が販売されています。

入門編や応用、模擬解答集などがあるので、自身のレベルに合ったものから取り入れてみてください。

とくに模擬解答集は、問題だけではなくそれぞれに丁寧な解説がついています。

解答を暗記するだけではなくしっかりと解説を読み込むことで、理解度が一気に高まるのでオススメです。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率に関するよくある質問

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率に関するよくある質問をまとめました。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の合格率に関するよくある質問をまとめました。

  • 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の資格取得に必要な勉強時間はどのくらい?
  • 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の年収はどのくらい?
  • 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)になるメリットは?

以下でそれぞれを詳しく解説します。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の資格取得に必要な勉強時間はどのくらい?

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の資格を取得するまでに必要な勉強時間は、1,000時間前後が目安といわれています。

働きながら独学で勉強を進める場合、約1年程度の期間が必要になるかもしれません。

仕事と両立して勉強を進めるためには、隙間時間をうまく活用することが大切です。

通勤の電車のなかや、お昼休みの一部の時間を学習にあてるなどして、知識を積み重ねていくとよいでしょう。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の年収はどのくらい?

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の平均年収は以下のとおりです。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の平均年収約350~450万円程度
国内の全職種の平均年収-男性約567万円ビル管理士の年収は高い?仕事でできることや将来性、年収アップの方法まで徹底解説!-女性約280万円 ※国税庁/平均給与
建設業の平均年収約474万円 ※国税庁/平均給与

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の平均年収は約350~450万円です。

建設業の平均年収が約474万円というデータがあるので、これに比べるとやや低い数値となっています。

ただしあくまで平均値となるので、実力や勤続年数によって年収の額は変動します。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)になるメリットは?

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)を取得すると得られるメリットは、大きく分けて以下の2点です。

金銭的なメリット(手当)-「建築物環境衛生管理技術者(ビル管)の資格所持手当」を毎月もらえる。-資格所持によって役職がついたり、年収があがったりする可能性もある。
仕事の幅が広がる-資格取得をすることで、請け負える仕事の範囲が増える。

1つめは金銭的なメリットが感じられることで、企業によって差はありますが5,000円前後の手当がもらえるケースが多いです。

また資格取得がひとつの要因となり、役職がつくこともあります。

資格を取得できると請け負える仕事内容も増えるので、大きな現場や複数のビルを任せてもらえるようになる可能性もあります。

年収アップやキャリアアップを目指したい人にとって、資格取得は大きなメリットといえるでしょう。

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建築物環境衛生管理技術者(ビル管)とは?

「建築物環境衛生管理技術者」とは通称「ビル管」と呼ばれる、建築物の管理を行うプロのことです。
建築物環境衛生管理技術者は、さまざまな建物の管理に携わりますが、メインとしてビルの管理業務が多いため「ビル管」という名称が広く知れ渡っています。

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