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コンクリート診断士の合格率・難易度は?勉強方法や受験資格なども解説

働く
公開日時 2022.07.20 最終更新日時 2024.02.15
  • 「コンクリート診断士の資格を取得したいけれど、どうやって勉強したらいいのだろうか?」
  • 「自分でもコンクリート診断士の試験に受かるのだろうか?」

コンクリート診断士の資格を取得してみたいと考えつつも、最初の一歩が踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。

コンクリート診断士は2001年にできた比較的あたらしい資格なので、ほかの資格試験に比べて情報量が少ないかもしれません。

本記事ではコンクリート診断士の合格率や、資格試験に受かるための勉強方法などをまとめています。

コンクリート診断士の試験日は1年に1度しかないため、早めの対策が肝心です。

詳しい情報や受験に最適な学習方法を把握して、合格率をアップさせましょう。

コンクリート診断士の資格取得を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。

 


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コンクリート診断士の合格率・難易度

コンクリート診断士の合格率を、以下の表にまとめました。

実施年合格率受験者数合格者数
2020年16.3%2,973人484人
2019年15.6%4,243人663人
2018年14.8%4,496人665人
2017年15%4,922人738人
2016年14.8%5,422人804人

参考元:JQOS.jp 日本資格取得支援

2016~2020年の5年分の受験者数と合格者数、これらに基づいて算出された合格率は上記のとおりです。

年度によって多少の前後はあるものの、15%前後の合格率となっており難易度が高い試験であるといえます。

比較対象として「コンクリート技士」の合格率は約30%となっており、この資格よりも合格のハードルは高いです。

コンクリート診断士の勉強方法

コンクリート診断士の受験に最適な3つの勉強方法を紹介します。

  • 参考書・過去問題集をとく
  • 4択問題の対策をする
  • 記述式問題の対策をする

コンクリート診断士の対策に必要な勉強時間は約150時間といわれており、3か月程度の学習期間で合格した人もいます。

ただし知識の習得時間には大きな個人差が出るので、上記は参考程度にしてください。

以下で3つのポイントを詳しく解説します。

参考書・過去問題集をとく

コンクリート診断士の試験対策として、まずは参考書と問題集の用意が必要です。

コンクリート診断士の参考書にはさまざまな種類がありますが、日本コンクリート工学会が発行している「コンクリート診断技術」の本は網羅すべき1冊です。

この本はeラーニング講習を申し込むとセットになっているので、書店で購入する必要はありません。

ほかの出版社からも参考書や過去問題集が多数でているので、自身に合うものを見つけて問題をとく練習をしてみてください。

※eラーニング講習について、詳しくは後述します。

4択問題の対策をする

コンクリート診断士の試験には、4択から選択するマークシート方式が40問ほど出題されます。

実際の過去問題を、例として紹介します。

問題供用開始時の鉄筋コンクリート造建物のひび割れ調査結果に関する次の判断のうち、最も不適当なものはどれか。以下の4つから選びなさい。
選択する回答1.地中梁に温度ひび割れが確認されたが、ひび割れの幅が0.1mm程度であったので、曲げ耐力上に問題はないと判断した。
2.スラブ上面の沈下ひび割れの幅が最大で0.2mmであったので、ひび割れ部での中性化深さが大きくなると判断した。
3.外壁に発生した乾燥収縮によるひび割れ幅が0.3~0.4mmの範囲であったので、防水性能は低下しないと判断した。
4.柱に乾燥収縮によるひび割れが発生していたが、そのひび割れ幅は最大でも0.05mmであったので、鋼材腐食は発生しにくいと判断した。

この問題の正答は「3」なのですが、ポイントとして問題の「最も不適当なものはどれか。」という部分です。

問題によって、「適当なもの」と「不適当なもの」どちらを選択するかが異なるため、読み間違えに注意してください。

さまざまなパターンの4択問題に繰り返しチャレンジして、慣れておくことが大切です。

記述式問題の対策をする

コンクリート診断士の試験では、1,000文字程度の小論文も書かなくてはなりません。

記述問題(小論文)は2つのカテゴリーに分かれています。

問題A-コンクリート診断士としての資質を見極めるような出題-時事問題と絡めた内容の小論文を求められる
問題B-実際のコンクリート診断時に必要な具体的な知識が求められる

実際の過去問題を例として、紹介します。

問題A

出題我が国では、これまでに社会資本として建設されたコンクリート構造物の一部で経年劣化が顕在化しており、その維持管理維持管理の費用が今後ますます増大すると予想されている。一方で、景気悪化などにより、さらなる効率的な維持管理が求められている。これらの現状を踏まえて以下の問いに答えよ。
問1社会資本の整備のあり方について、あなたの考えを300字以内で延べよ。
問2コンクリート診断士としてどのように構造物の維持管理に取り組むべきか、対象とする構造物を特定し、点検、評価・判定、対策のそれぞれについてあなたの考えを600字以内で延べよ。

問題B

出題(図1~図5 ※実際には参考図あり)
図1~図5に示す鉄筋コンクリート造4階建ての食品工場において、図1および図2のようなひび割れ(ひび割れ幅0.2~1.0mmを図化)が南北面の外壁に発生している。この工場は、5年前の夏期にコンクリート打設が完了し、その秋に竣工している。なお、構造物に関する情報は表1の通りであり、屋上からの漏水および基礎の不同沈下は生じていない。次の問いに1,000字以内で答えよ。
問1図1、図2に示したこの建物のひび割れの特徴を3つあげよ。
問2上記であげた3つのひび割れについて、環境、設計、材料、施工などの観点からひび割れの発生原因について説明せよ。
問3これらのひび割れの補修方法を示し、その選定理由を述べよ。なお、施主は美観と防水を考慮した屋外からの補修を要望している。

上記のように違うタイプの出題があるので、どちらにも対応できるようにしておく必要があります。

小論文は正解がないので、求められている答えを端的にわかりやすく伝える力を養うことが重要です。

コンクリート診断士の受験資格

コンクリート診断士の試験を受けるためには、以下の要件を満たしている必要があります。

受験に関する要件を以下の表に簡易的にまとめました。

【要件1】以下の資格を習得していること
1.コンクリート主任技士2.コンクリート技士3.一級建築士4.技術士(建設部門)5.技術士(農業部門-農業土木)6.(特別上級・上級・1 級)土木技術者(土木学会)7.RCCM(鋼構造及びコンクリート) (建設コンサルタンツ協会)8.コンクリート構造診断士(プレストレストコンクリート工学会)9.1 級土木施工管理技士または1級建築施工管理技士 監理
※実務経歴の記入および証明書は不要

学歴に関する要件は以下のとおりです。

【要件2】以下の学歴を履修していること
1.大学2.高等専門学校(専攻科)3.短期大学4.高等専門学校5.高等学校
※それぞれを卒業後4~8年の実務経験が必要

最後に3つめの要件を満たすと、受験資格が得られます。

【要件3】要件1または要件2のどちらかを満たした者で、指定の「コンクリート診断士講習」を受講した者

引用:2022年度コンクリート診断士試験のご案内

コンクリート診断士の資格試験を主催してる日本コンクリート工学会のホームページで詳しい情報を得られるので、詳細が気になる方は参考にしてみてください。

すでに関連する資格を持っている方は、実務経験の有無に関わらず受験資格を得られるため、違う職種からでもチャレンジしやすくなっています。

eラーニング講習を受講する必要がある

コンクリート診断士になるためには、eラーニング講習の受講が必須です。

eラーニングとは、パソコンやスマートフォンなどを通じて学習を行うもので、自宅や好きな場所でインターネットに繋いで講習を受けられます。

コンクリート診断士のeラーニング講習の概要は以下のとおりです。

受講時間-約9時間(基礎約5時間、応用約4時間)
費用-受講料:22,000円(税込)-願書代:1,000円(税込)※テキスト(コンクリート診断技術 ’22)付き
受付期間-2022年1月12日(水)~ 2022年2月28日(月)※試験日は2022年7月24日(日)

※2022年度の募集内容です。

申し込みは日本コンクリート工学会で受け付けています。

2022年の試験日は7月ですが、eラーニング講習の受付期間は同年の1~2月です。

つまり7月の試験を受けたいと考えた場合は、2月までにコンクリート診断士のeラーニング講習を申し込む必要があります。

コンクリート診断士の受験を考えている人は、受付期間をよく確認して早めに準備するようにしてください。

2022年のコンクリート診断士の試験日

コンクリート診断士の2022年の試験日は、以下のとおりです。

受付願書の販売期間2022 年 4 月 1 日(金)~ 5 月 9 日(月)
願書締切日2022 年 5月 9 日(日)消印まで有効
コンクリート診断士試験日2022 年 7 月 24 日(日)

2022年度の願書受付はすでに終了しているため、これから取得を目指す人は2023年度以降の募集要項をチェックしてください。

参考までに、過去のコンクリート診断士実施日の一覧です。

2021年度コンクリート診断士試験日2021年10月31日実施
2020年度コンクリート診断士試験日2020年12月20日実施
2019年度コンクリート診断士試験日2019年7月21日実施
2018年度コンクリート診断士試験日2018年7月22日実施

試験日は7月が基本のようですが、感染症対策などでイレギュラーになっている可能性があります。

最新の情報は、試験を主催している日本コンクリート工学会のホームページで確認してください。

コンクリート診断士の資格を取得するメリット

コンクリート診断士の資格を取得するメリット

コンクリート診断士の資格を取得すると得られるメリットは以下の2点です。

  • 将来性や需要が高いから活躍できる場面が増える
  • 優遇されて昇給する可能性がある

それぞれを詳しく解説します。

将来性や需要が高いから活躍できる場面が増える

コンクリート診断士は将来性の高い職業といわれています。

その理由は、高度成長期の時代に多数建設されたコンクリート建造物の寿命がせまってきているからです。

古くなってきたコンクリートの状態を把握するためには、コンクリート診断士が必要です。

コンクリート診断士の資格は2001年に設立されたもので、まだ資格の保持者が多くありません。

診断が必要な建造物は今後も増える可能性があるため、コンクリート診断士の仕事も増加する可能性が高いです。

優遇されて昇給する可能性がある

コンクリート診断士の資格を取得していると、就職や転職の際に有利になったり、社内で優遇されたりする可能性があります。

コンクリート診断士の資格を持っている人材は貴重なので、企業にとって重要な存在です。

社内にコンクリート診断士がいることで、取引先からの信頼を得られることもあり、結果として会社の業績アップにつながることもあります。

コンクリート診断士としての活躍が認められれば、昇給も期待できます。

コンクリート診断士の合格率・難易度に関するよくある質問

コンクリート診断士について、よくある3つの質問に回答します。

  • コンクリート診断士がすごいと言われる理由はなに?
  • コンクリート診断士は国家資格なの?
  • コンクリート診断士の平均年収ってどのくらい?

以下でそれぞれを詳しく解説します。

コンクリート診断士がすごいと言われる理由はなに?

コンクリート診断士がすごいと言われる理由は、資格試験の合格率の低さにあります。

合格率は約15%と低い数値になっており、試験日も年に1度しかないため取得のハードルは高いです。

コンクリート診断士と類似する資格に「コンクリート技士」と「コンクリート主任技士」
があります。

これらの資格を所持していると「新設の建造物」に用いられるコンクリートの製造や施工、検査などを行えるようになります。

一方のコンクリート診断士は「既存の建造物」を対象として、管理や維持を行う点が特徴です。

新設であればどういった材料や構造で作るかを把握できますが、建築されてから長い歳月が経った建物の状態をあとから把握するのは容易ではありません。

業務内容においても、コンクリート診断士のほうが難しいといえるでしょう。

コンクリート診断士は国家資格なの?

コンクリート診断士は、国家資格ではありません。

公益財団法人 日本コンクリート工学会が主催となって発行している民間の資格です。

建物の建築に関わる資格の種類をいくつか紹介します。

資格名資格の種類
コンクリート診断士民間資格
コンクリート技士/コンクリート主任技士民間資格
一級建築士国家資格
建築物環境衛生管理技術者国家資格
土木施工管理技士1級国家資格
管工事施工管理技士1級国家資格
地質調査技士 技術管理民間資格
建築CAD検定試験 準1級民間資格

国家資格でなくても専門性の高い資格は多くあるので、自分の職種にあう資格を取得するのがいいでしょう。

コンクリート診断士の平均年収ってどのくらい?

コンクリート診断士の平均年収は以下のとおりです。

コンクリート診断士の平均年収約500~700万円 
国内の全職種の平均年収-男性約567万円-女性約280万円 ※国税庁/平均給与
建設業の平均年収約474万円 ※国税庁/平均給与

コンクリート診断士の平均年収は約500~700万円で、建築業の平均年収よりやや高い水準となっています。

勤務年数や業務内容によっても大きく異なるため一概にはいえませんが、比較的高い給料を得られる職業だといえるでしょう。

コンクリート診断士の求人なら「施工管理求人サーチ」がおすすめ

コンクリート診断士の資格を所持している人は多くないため、早めの資格取得がおすすめです。

将来性の高い職業なので、今後も活躍の場が広がる可能性が高いです。

コンクリート診断士として就職や転職を考えている人は、まず「施工管理求人サーチ」で求人案件を探してみてください。

「施工管理求人サーチ」は当社・株式会社夢真が運営する建設業に特化した求人サイト。

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といった特徴があり、満足度は約90%、利用者の9割が年収アップに成功しています。

ちなみに、一例として過去に「施工管理求人サーチ」に掲載されていた、コンクリート診断士向けの求人案件をご紹介します。

募集要綱土木施工管理/コンクリート防食工事の施工管理
応募資格2級土木施工管理技士
活躍できる資格コンクリート診断士/1級土木施工管理技士
年収例約500~700万円

※現在は募集終了しています。

雇用条件や経歴によって変動があると思いますが、最大で約700万円の年収を狙える可能性があるのはうれしいですね。

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コンクリート診断士の合格率は?

年度によって多少の前後はあるものの、15%前後の合格率となっており難易度が高い試験であるといえます。
比較対象として「コンクリート技士」の合格率は約30%となっており、この資格よりも合格のハードルは高いです。

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