【建設の歴史】ギザのピラミッドの建設を今行ったらいくらかかる?管理の仕方は?

歴史的な巨大建造物といえばギザのピラミッドを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そんなギザのピラミッドを現代の技術でつくったらいくらくらいかかるのでしょうか。
またどうやって管理しているのでしょうか。
ピラミッドの建設、管理方法などについてご紹介します。
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この記事の目次
ピラミッドはどうやってつくられた?
エジプトのピラミッドで最大のものは、クフ王のもので、高さ約146m、一辺の幅が約230mとされています。
建設されたのは約4,300年前といわれており、重機などが無い時代に人力にて建設されました。
石の大きさは全てバラバラにもかかわらず、人力で石を積み上げてつくられています。
またピラミッドには「王の間」「王妃の間」「地下の間」の3つの部屋があり、この部屋はほぼ完璧な直方体とされ、当時の建築精度の高さを表しています。
このような巨大建築物を現代の建築技術で再現しようと思ったらどのくらいの工期、費用がかかるのでしょうか。
スーパーゼネコンの大林組が試算したところによると、工期約5年、建設費の総額は1,250億円かかるとされています。
これは石の切り出し、積み上げ、材料の調達、人員配置などを元に試算されています。
ピラミッドを現代の技術で再現すると?
現代のエジプトのギザ郊外に、歴史あるクフ王のピラミッドと同程度のものを建てる場合、どのような工程をたどるのでしょうか。
まず必要なのは労働者の街づくりです。
ピラミッドを建設するには現代でも約3,500人の労働者が必要です。
その家族も考慮しておよそ1万人がこの地に住むことになります。
そののち、電力や給排水の設備、運搬斜路などを建設します。
そしてやっと石の切り出しを行います。
ブルドーザーで石灰石を開削し、円盤カッターでさいの目に裁断します。
それを300台のトレーラーで運搬します。
石は100台の油圧クレーンで、平積みで並べられます。
それを、基礎地盤を作り上げたあとで、高さ147mまで積み上げていきます。
最上部の石はクレーンでは置けないので、軍用機をチャーターすることになります。
ここまでに必要な石は約330万個であり、それぞれの品質管理を行う必要があります。
強度・耐久性・衝撃耐性・形状寸法などを揃えます。
またそれらの石の採取、運搬、据え付けの工程の管理も必要です。
ギザのピラミッドは現代の技術でも大仕事
ギザのピラミッドのような巨大建築物は、現代の技術を駆使しても5年の歳月がかかります。
今から約4,600年前にこのような建築物を作り上げたのには、技術の質や量はもちろん、計画性、膨大な労働力を使役できた権力があったからで、驚きを禁じえません。
たまには歴史ある建設物の姿にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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