建設業界最大規模の求人ポータルサイト【俺の夢】|【疑問!】女性と男性の施工管理技士の違いとは

「一億総活躍社会」や「女性の働き方改革」などが提唱されて久しいですが、建築業界、特に施工管理技士の世界における女性の進出具合はどのような現状なのでしょうか。
業務や待遇における差があるのかなどを考えていきます。

現場で活躍する女性の施工管理技士の比率

平成27年に行われた国土交通省による調査によると、建設業界における女性の比率は13.0%とのことです。
しかし多くは事務系の職員で占められています。
事務系職員に対する女性の比率は37.6%となっており、4割近くが女性です。
一方で、技術者や技能者といった部分については女性比率がそれぞれ4.5%と4.2%となっており、どちらも5%に届いていません。
施工管理の仕事に絞った場合、女性率は3%程度とされています。
平成27年の採用者数を見てみると、事務系職員のうち51.1%は女性ですが、技術者の女性は9.1%に留まっています。
施工管理技士の試験に目を向けると、平成29年に1級土木で女性の学科試験合格者の割合が初めて5%を上回りました。
まだ数は少ないながら、女性の進出が進んできた証拠といえます。

施工管理の求人は女性と男性で違いはあるのか

求人条件において、女性と男性で明らかな差別はありません。
同じ学歴や同じ資格を持っているのであれば、基本的に同じ条件で採用されます。
女性の場合は、大学で建築を学んだ人が入社することが多いため、高卒や高専から就職することが多い男性よりも大卒者の比率が高いようです。
なお、設備系の施工管理業務は事務仕事が多いせいか、女性の割合が20%程度を占めています。
こういった職場では女性同士を協力させようと、新卒で女性の施工管理技士候補を採用することもあるようです。
また、設備系でなくても、事務系の仕事が多い職場では技術者として女性を採用することもあります。

施工管理の仕事における女性と男性の考え方の違い

同じ仕事を行っても、男性と女性では仕事のやり方に違いが出てきます。
特に住宅の建築などでは、女性が主婦的な目線に立って使い勝手などをチェックする関係上、男性にはない視点で仕事をすると言われています。
現場の職人とのコミュニケーションについても、男性とは違った形で行うことがあるようです。
女性は共感能力に優れているとされ、それぞれの職人の事情に共感することで相手に気持ちよく仕事をしてもらうことに向いていると言われています。
一方で、問題を根本的に解決しようとする姿勢は男性に分があるとされており、男女がお互いの仕事のやり方を見ながら考え方を転換させることで、現場全体に良い影響があるかもしれません。

施工管理の仕事が適職かどうかに性別は関係ない

施工管理の仕事は男性でも向いていない人がいますし、女性でも向いている人がいます。
女性だから無理というのはある意味言い訳に過ぎません。
また、多少の向き不向きは努力でカバーすることが可能です。
幸い建築系の資格は多いので、資格を積み重ねることでもキャリアを得られます。
建築を志すと決めて就職するのであれば、たくさん勉強して資格を取り、仕事の幅を広げるのも立派な選択肢の1つです。

現在の施工管理の仕事は男性がメインですが、女性でも今後の活躍が期待されています。
産前産後休暇や生理休暇の整備など、建築業界における女性のための労働環境は整いつつあります。
国土交通省も、建設業界の女性技術者や技能者を5年間で倍増する目標を立てており、女性が働きやすい労働環境の整備は官民双方で進んでいるのです。
建築が好きなのであれば、性別に囚われずにチャレンジすることが大切です。

まとめ

仕事の選択は一生に関わってきます。
「男性だから建築に向いている」「女性だから建築は無理」と決めつけず、自分の好きな仕事や自分に合う仕事を選んでください。