施工管理・現場監督の求人・転職情報なら|俺の夢|施工管理1級と2級の違い【造園編】

施工管理技士の仕事の中で、意外とピンと来ない人が多いのが「造園」というカテゴリの仕事です。
何となく植木屋さんのようなイメージを持つ人もいるようです。
この記事では、施工管理技士が行う造園の仕事の内容や、関連する資格について説明していきます。

造園施工管理技術検定とは

まずは資格について説明します。造園の仕事に関する資格は「造園施工管理技術検定」です。
土木や建築の施工管理技術検定同様に1級と2級があります。
試験は造園工事や法規などに関する学科試験と、計画の立案等を行う実地試験で構成されています。
学科試験はマークシートですが、実地試験は記述式です。
試験は年1回なので、チャンスを逃さないようにしてください。

ともに受験資格があり、2級は以下のいずれかを満たす必要があります。
・大学の指定学科を卒業後、1年以上の実務経験
・大学の指定学科以外を卒業後、1年6ヶ月以上の実務経験
・短大、高専の指定学科を卒業後、2年以上の実務経験
・短大、高専の指定学科以外を卒業後、3年以上の実務経験
・高校の指定学科を卒業後、3年以上の実務経験
・高校の指定学科以外を卒業後、4年6ヶ月以上の実務経験
・8年以上の実務経験
・職業能力開発促進法による1級または2級造園技能士であれば、4年以上の実務経験

また、学生でも指定学科の卒業見込み者や既卒業生が、実務経験を積む前に学科試験のみを受験することができます。
法改正が行われる可能性があるので、全国建築研修センターのホームページなどから必ず最新の情報を確認してください。

1級は、以下の条件のいずれかを満たす必要があります。
指導的監督の実務年数が1年以上ある場合は、
・大学の指定学科を卒業後、3年以上の実務経験
・大学の指定学科以外を卒業後、4年6ヶ月以上の実務経験
・短大、高専の指定学科を卒業後、5年以上の実務経験
・短大、高専の指定学科以外を卒業後、7年6ヶ月以上の実務経験
・高校の指定学科を卒業後、10年以上の実務経験
・高校の指定学科以外を卒業後、11年6ヶ月以上の実務経験
・15年以上の実務経験
・2級合格後5年以上の実務経験
・2級合格後5年未満で、高等学校の指定学科を卒業後9年以上の実務経験
・2級合格後5年未満で、高等学校の指定学科以外を卒業後10年6ヶ月以上の実務経験
・2級合格後5年未満で、14年以上の実務経験
・職業能力開発促進法による1級造園技能士は、10年以上の実務経験

専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある場合は、
・2級合格後、1年以上の専任の主任技術者経験を含む3年以上の実務経験
・2級合格後3年未満で、短大か高専の指定学科以外を卒業後7年以上の実務経験
・2級合格後3年未満で、高校の指定学科を卒業後7年以上の実務経験
・2級合格後3年未満で、高校の指定学科以外を卒業後8年6ヶ月以上の実務経験
・2級合格後3年未満で、12年以上の実務経験
・高校の指定学科を卒業後、8年以上の実務経験
・高校の指定学科以外を卒業後、11年以上の実務経験
・13年以上の実務経験

【造園の施工管理】有資格者と無資格者の違い

例えば、個人を顧客として植木職人や庭師の仕事をする場合、造園の施工管理技術検定に合格しておく必要はありません。
しかし、造園の仕事の顧客になるのは個人ばかりではありません。
造園の範囲には、公園や学校の校庭などの外回り、道路の緑化事業・高層ビルの屋上の緑化、さらには遊園地の造成や改修などがあります。
一般にイメージされる植木屋さんのイメージとは、かなり違うことがわかるでしょう。

工事が大規模になれば、施工計画の立案や工程管理が必要になります。
また、工事に必要な資材の調達から、最終的な品質管理までを行う現場監督が求められます。
造園施工管理技士は、このようなことを行えるようになるための資格です。
個人顧客相手の小規模業者では扱いきれない部分を扱えるようになるので、資格を取れば仕事の幅が大幅に広がります。

造園施工管理技術検定2級の特徴

どうせなら1級を取りたいと思うかもしれませんが、2級でも造園の評価は大きいです。
2級の学科試験合格率は、平成25年度以降ほぼ5割、実地試験では約4割程度となっています。
これらを単純に掛け合わせると最終合格率は20%程度になります。
10人受けたら8人不合格なので、難易度の高い試験です。

2級を取得した人は、一般建設業において主任技術者となることができます。主任技術者は、外注総額が4,000万円未満の元請業者や下請業者が直に雇用している技術者から、現場に配置しなければならない技術者を指します。
建設業許可を取得している業者の場合、請負代金の額が500万円未満であっても主任技術者を置く必要があります。
もし主任技術者がいない場合、会社は工事の受注に制限がかかります。
2級を取得すれば主任技術者になれるので、会社にとって必要な人材として厚遇される可能性があります。
会社によっては資格手当が付くでしょう。
さらに、有資格者がいる会社は公共工事の入札において評価が高くなるので、大きな工事も受注しやすくなります。

造園施工管理技術検定1級の特徴と2級との違い

1級試験の合格率ですが、平成25年以降は学科試験で4〜5割程度、実地試験で3割を超える程度になっています。
平成28年度試験の場合、学科合格率が53.2%、実技合格率が32.5%なので、掛け合わせると総合合格率は17.29%です。
実務経験者のみが受ける試験ということを考慮すると、かなり低い合格率となっています。
施工管理技士の資格で最難関と呼び声が高いのが、この造園の資格です。

1級を取ると、主任技術者の他に監理技術者になることができます。
これは特定建設業者が請け負った下請契約の金額が4,000万円以上になる場合に、その工事現場に専任で配置しなければならない技術者です。
高額の案件を扱うために必要な人材といえます。

また、1級所持者がいる会社は、公共工事の入札において2級の3倍も高く評価されるので、公共工事を請け負いたい会社は1級所持者を確保しようとします。
このため転職時に大変有利です。
1級を取得すれば建設業界での評価が上がるので、できれば1級を取得することをおすすめします。

まとめ

造園の仕事の範囲は個人の庭を整理するだけでなく、公園や遊園地など幅広い分野に及びます。
施工管理技士検定の中で、最難関とも言われる造園の資格を取ることは大きなキャリアアップに繋がるので、資格取得を積極的に検討してください。