施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

BIMとCIM及びBIM/CIMの違いとは?建設業界に導入する効果や問題点も紹介

知る
公開日時 2022.10.12 最終更新日時 2024.02.15

「BIM/CIMってなんのこと?」
「BIMとCIMの違いってなに?」
「BIM/CIMを導入するメリットはあるのだろうか」

建設業界で近年よく耳にするこのBIM/CIMですが、詳しい内容を知らない人も多いのではないでしょうか。BIMとCIM、そしてBIM/CIMの違いを理解して活用していくことが重要です。

本記事では、建設業界にBIM/CIMを導入する理由や効果、導入する際の問題点について解説しています。また、BIM/CIMの活用による建設業界の今度についても説明しています。

この記事を読むことで、BIM/CIMをどのように活用すればいいかを知ることができ、建設業を行うにあたって大幅な効率化が望めるでしょう。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

建設業界にBIM/CIMを導入する理由


国土交通省によると、国際的なBIMの進展に伴い、土木分野でも国際標準化の流れを踏まえてBIMとCIMを再構築してBIM/CIMとし、建設現場における生産性の向上を図るために導入を推進しています。

計画、調査、設計段階から3次元データを基軸とし、その後の施工、維持管理でも連携・発展できるように、事業全体の情報共有や建設生産・管理システムの効率化と高度化を図ることを目的としています。

そのため、BIM/CIMの導入により着工前に潜在的なリスクや課題を顕在化し、ミスや手戻りによる作業の遅延や損失を防ぎ、工期短縮や安全性・生産性の向上につなげることができます。

BIMとCIMの違い


BIMとは「Building Information Modeling」、CIMとは「Construction Information Modeling/Management」の略ですが、その違いについてよく分からないという人も多いでしょう。

まずはBIMが存在し、その普及の高まりを受けて国土交通省によりCIMが提唱されました。ここでは、BIMとCIMの違いについて具体的に説明していきます。

  • BIMの特徴
  • CIMの特徴

BIMの特徴

BIMはビルや複合施設など建築工事において、3次元データを基軸とし建設プロセスにおける各分野間で情報を共有し活用していくことが特徴です。

BIMモデルには図面以外にも素材や工程、設備機器などあらゆる建設情報を盛り込めるため、設計段階から施工後の維持管理まで一元化して活用することができます。

CIMの特徴

CIMはダムや道路といった土木工事において、3次元データを基軸とし建設プロセスにおける各分野間で情報を共有し活用していくことが特徴です。

基本的にはBIMと同じですが、CIMは社会インフラを対象としています。

建設業界にBIM/CIMを導入する効果5つ


BIM/CIMを導入することで、建築業界における大幅な効率の上昇が期待できます。さらに、ミス等のリスクも低くなったり工期が短縮できたり、会社や従業員にとってもプラスになる点が多く存在するといえます。

ここからは、BIM/CIMを導入した際のメリットについて大きく5つに分けて解説します。

  • 設計の可視化ができる
  • 関係者内で情報を共有することができる
  • 働き方改革が進む
  • 工期の短縮が可能になる
  • 維持管理の効率化ができる

1:設計の可視化ができる

BIM/CIMは、3Dモデルを用いて設計を可視化します。

そのため、通常の設計図と比較しても構造や概算コスト、数量の算出などが分かりやすく、着工前に施工段階や維持管理において発生する問題点を見つけることができます。

BIM/CIMを導入することで、着工前にミスを防いで工事を効率的に進められるでしょう。

2:関係者内で情報を共有することができる

BIM/CIMでは、設計・施工・協議・維持管理等に係るさまざまな情報が一元化されているため、関係者内で情報を共有することが可能になります。

建設プロセスに関わる各分野と上手く連携が取れるようになることが期待できるため、効率的で質の高い建設生産を行うことができるでしょう。

3:働き方改革が進む

前述のとおり、BIM/CIMを導入することでミスや工期の削減、生産性を向上することができます。ミスが減ることで生産性が上がり、コストカットできるため、給与の増額につながる可能性があります。

また、工期が短縮されることで休日が拡大できるようになるでしょう。その結果、従業員のモチベーションが上がることも期待でき、働き方改革が進んでいく可能性があります。

4:工期の短縮が可能になる

BIM/CIMは建設プロセスに関わる全ての情報が一元化されているため、初期の段階で全工程における問題点を集中的に検討できます。そこで後の仕様変更や手戻りを未然に防ぐことができるため、工期の大幅な短縮につながります。

短い工期で終えることができればコストカットになり、顧客からの信用も獲得できるため、企業にとって大きなメリットであると言えるでしょう。

5:維持管理の効率化ができる

BIM/CIMの3次元データは、施工後の維持管理においても大いに役立つでしょう。

3次元データと現状の建造物の3次元計測の比較により構造物の変状を検出できるため、維持管理の効率化が期待できます。

BIM/CIMを導入する際の問題点


BIM/CIMは多くのメリットを有していますが、いくつか問題点も存在します。

まず課題として、特別な知識や技術を必要とするため、導入する際の人材確保が困難である点が挙げられます。さらに、導入時のコストがかかったり選定方法に時間がかかったりするため、初期段階で手間を取るリスクを有しています。

BIM/CIMの活用による建設業界の今後


日本ではいまだ導入段階のBIM/CIMですが、国際的な動向は近年顕著な進展を見せています。そのため、国土交通省は産官学一体となってBIM/CIMの取り組みを推進していこうとしています。

それに伴い、今後は小規模を除く全ての公共工事において、BIM/CIMの適用が義務付けられる方向で進んでいるような現状です。

BIM/CIMの課題も把握した上で上手く使いこなすことが、今後の建設業界に求められていると言えるでしょう。

出典:今後のBIM/CIM適用拡大に向けた進め方について|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/tec/content/001362119.pdf

建設業界にBIM/CIMを活用していこう


BIM/CIMは、建設業界にとって多くのメリットをもたらすことが期待されていますが、同時に問題点も存在するため、そのことについても把握しておく必要があります。

BIM/CIMを導入し、上手く活用していきましょう。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

RECOMMEND

おすすめ求人

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら