施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

安全第一!見慣れた「緑十字」意味と歴史をご紹介します

学ぶ
公開日時 2023.02.13 最終更新日時 2023.02.13

建設現場や工場などには、白地に緑の十字が描かれた旗が掲げられていることが非常に多いです。
誰でも見たことがあると思われるあの旗ですが、その意味や歴史を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
現場監督の仕事をしていると、誰かから旗の意味を尋ねられるかもしれません。
そういったときにスラスラ答えられるように、この記事で学習しておきましょう。

「緑十字」の旗の意味

あの旗のマークは「緑十字」と言います。
読み方は「りょくじゅうじ」または「みどりじゅうじ」で、どちらでも通用します。
緑十字が描かれた旗は「安全旗」と呼ばれることも多いです。
「緑十字」は安全や衛生を表すシンボルとして、JISの安全標識にもなっているマークです。
そのため、工事現場や工場等の危険を伴う作業をする場所には、安全への配慮を忘れないように「緑十字」の旗や看板などが掲げられています。
マークの意味ですが、十字は「福徳の集まるところ」を表しているそうです。
ちなみに外国では、十字を「仁愛」のシンボルとして用います。
十字のマークをシンボルとしている団体の代表格と言えば赤十字ですが、安全衛生を示すマークを作成するときに、当時既に存在した赤十字の精神等を参考として「白地に緑色の十字」というデザインが決定されたそうです。

「緑十字」の旗の歴史

明治維新以降、富国強兵の名のもとに工業化が推し進められましたが、労働者の作業環境は劣悪なものでした。
労働者を守るための法律が制定されても効果が薄く、多くの労働者が事故や病気で苦しんでいました。
しかし大正時代、古河鉱業の小田川全之という人がアメリカへ技術研修に行き、「セーフティファースト・クオリティセカンド」という考え方に初めて触れ、感銘を受けました。
今の言葉で「安全第一」にあたるこの精神は日本に持ち込まれ、産業界に広まっていきました。
そして1919年に、災害防止展覧会という、労働災害を防止と安全を考えるための大会が開かれました。
その大会において、今なお続く全国安全週間の旗およびシンボルマークとして考え出されたのが「緑十字」です。
ちなみにこのデザインの作成者は蒲生俊文と言って、現在の東芝に勤めていた人です。
労働中の悲惨な事故を目のあたりにしたことで、その後の人生を労働者の命を守るための安全運動に捧げたと言われています。

緑十字にこめられた精神に則って安全な作業を!

緑十字には安全への願いがこめられていますが、安全を実現するのは現場で実際に作業をする人達です。
緑十字はお守りではなく、安全の大切さを忘れないように促すためのシンボルだと思ってください。

関連記事:
新人現場監督は必見!失敗しないレベルの見方と は!?
【例文あり】工期延長の理由を書類に書くときの豆知識
工事交通規制とは?規制の種類と内容について


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら