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猫間障子とは?猫間障子の3つの種類や雪見障子との違いをご紹介!

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公開日時 2023.02.15 最終更新日時 2023.02.15

猫間障子とは


猫間障子は、日本の伝統的な建具である障子の一種で、読み方は「ねこま・しょうじ」と読みます。障子の一部に小さな障子がはめ込まれていて、そこが可動式になっているものを猫間障子といいます。

近年、住宅のリフォームに、多くのメリットと機能性を併せ持つ障子戸が人気です。その中の1つ、猫間障子のユニークな仕組みを知っていると、おしゃれな空間づくりに向けた選択肢が増えます。

まずは、猫間障子の特徴と由来について見てみましょう。

猫間障子の特徴

猫間障子の特徴は、何といってもその機能的な構造にあります。障子の一部を押し上げたり、左右に引き開けたりすることで、障子を閉めたまま向こうにある景色を見られます。

関東では、障子の一部にガラスがはめ込まれていてその前の部分が可動式のものを猫間障子と呼ぶことがありますが、本来の猫間障子にはガラスが付いていません。

猫間障子に元々ガラスが付いていなかったのはなぜでしょう。その名前の由来にヒントがあります。

元々ガラスが付いていなかった理由

猫間障子の起源は古く、江戸時代に遡ります。かつて猫間とは、猫の居る部屋を意味していました。障子を閉め切っていると猫が外に出られず、障子を破いてしまうため、猫が自由に出入りできる場所を作ったのが、名前の由来です。

その後、障子が開いていると気密性が保たれず不便なことや、猫の通り道を作る意味が薄れたことから、名前だけが残りました。このような訳で猫間障子には元々ガラスが付いていなかったのです。

猫間障子3つの種類


猫間障子は、開閉の仕組みの違いによって、3つの種類に分けられます。障子は主要なインテリアの1つなので、同じ猫間障子であっても形の違いによって空間の雰囲気は大きく変わります。

資料によっては、これらの3つの種類の呼び方が異なることがありますが、一般的なものを下記にまとめました。

猫間障子の種類1:引分猫間障子

引分猫間障子には、障子建具中央に小さな障子がはめ込まれています。その小さな障子は左右に引き開けられますが、引き違いにはなりません。開く大きさは、障子のおよそ半分が開くものから小窓程度しか開かないものまで、様々です。

次に挙げる片引猫間障子とともに、水平に引き開けるタイプの猫間障子は別名「関東猫間障子」や「関東猫間」とも呼ばれます。

猫間障子の種類2:片引猫間障子

片引き猫間障子は、障子建具内の片側に小さな障子がはめ込まれており、片側に引いて開けることのできる障子です。

一般的な障子には、風通しを良くしたい場合、障子全体を動かさなくてはならないというデメリットがありますが、このタイプの猫間障子には、小さな障子を開けるだけで、通気性を確保しつつプライバシーも守れるというメリットがあります。

猫間障子の種類3:摺上猫間障子

摺上、上方に摺り上げて開放する機能が付いた障子のことです。このようなタイプの猫間障子は別名、「大阪猫間障子」や「大阪猫間」とも呼ばれます。

摺り上げた障子がずり落ちないように、縦桟に仕込むバネを「猫バネ」、摺り上げる部分の小さな障子を「孫障子」と呼びます。

猫間障子の開き具合

障子が果たす建具としての、ものを遮る役割の一部に可動というプラスアルファが付いた分、猫間障子は障子本体に重みを持つようになりました。結果として、猫間障子は頻繁に本体を開け閉めする場所には、あまり向きません。

また、障子を全開にしたい時には、全体を移動させる必要がありますが、猫間障子はその重量により、取り外しが困難になる場合があります。猫間障子は、本体の開き具合よりも、細部のユニークなつくりに重きが置かれています。

猫間障子と雪見障子の違い

猫間障子と雪見障子の違いは、開け閉めできる障子がはめ込まれているのが猫間障子で、障子を閉めたまま外の景色を見るための、薄いガラスがはめ込まれているのが雪見障子です。

最近では、雪見障子のガラスの前の部分に可動式の障子がつけられたものがありますが、摺上雪見障子というもので、猫間障子とは違います。猫間障子を注文すると、ガラスが付いていない障子になるため、注文をするときなど注意が必要です。

猫間障子で空間を演出しよう

猫間障子は、和室だけでなくフローリングのリビング・ダイニングにもよく合い、洗練された和モダンのおしゃれな雰囲気を醸し出します。

猫間障子の価格は、デザインやアインティーク品、新品等によって様々です。価格帯は新品の木製で一枚当たり3.3~5万円、中古で3千〜5千円、アンティーク品で3万〜4万円とされることが多いでしょう。

美しさと機能性を併せ持ち、本来のデメリットを見事にクリアした魅力的なインテリア、それが猫間障子なのです。


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