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埋め戻しとは何?使われる土の種類3つや締固めの工法・問題点を解説!

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公開日時 2022.09.13 最終更新日時 2024.02.15

この記事では、埋め戻しについて解説します。

合せて最適な土の性質や締固めの工法、問題点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 


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埋め戻しとは何?

埋め戻しとは、建物を基礎や地下部分をつくるために掘削した地面を、工事で発生した余剰分の土などで埋め戻すことです。

基礎工事や地下工事が終了した後に、基礎の周囲、1階土間、矢板と外壁の間などに実施されます。

埋め戻しが十分に行われないと、地震が起きたとき、埋め戻した土砂等が液状化し埋設物に被害が生じる恐れがあります。

そのため、埋め戻しを行う際は土を適切に選択すること、埋め戻し部分を締め固めする、または固化することなどが必要とされます。

 

引抜き孔の埋め戻しとは?

引抜き孔の埋め戻しとは、既存杭を引き抜いたときに出来た孔を土などで埋め戻すことです。

既存杭とは、構造物などを支えるための基礎杭が、構造物の取り壊し後も地中に残ったものです。土地を再利用するためにこの既存杭を引き抜いた後に埋め戻しが必要となります。

既存杭を除去し、埋め戻しまで終了してはじめて「杭抜き工事が完了した」と言えるでしょう。 

埋め戻しの基準

埋め戻し工事をする際、基準となるのは元の地盤です。

工事を行う前の本来の地盤に戻すことがベストですが、工事によって地盤は一度破壊され変化しているので、それを完全に戻すことは不可能です。

しかし、できるだけ元の地盤と同等になるように、最適な方法と材料を使って埋め戻しを行うことは、後のことを考えたとき大切だと言えるでしょう。

 

埋め戻し土の種類3つ

埋め戻しには、現場で発生した余剰土の他に、購入した山砂やほかの現場で出た土を使います。また、土や砂以外にも、流動化処理土やセメントミルクなどが使われることもあります。

ここでは、それら3つの埋め戻し土について、それぞれの特徴などをご紹介します。

埋め戻し土の種類1:砂

埋め戻しにおいて現在多く利用されているのが砂です。

砂を使う理由には、安価である、自然のものである、セメント系の材料を使用することが望ましくない等があります。

しかし、砂による埋め戻しは、締固めや転圧が確実に行えない場合があります。確実な埋め戻しや締固め、転圧ができるのか、埋固めを行う場所についてしっかり把握しておきましょう。

 

埋め戻し土の種類2:セメントミルク

セメントミルクとは、セメントと水、各種の混和剤を混ぜたものです。

杭打ち工事や地盤改良工事、山留工事など多くの現場で使用されています。

セメントミルクは配合量の管理によって、ほぼ同一品質のものを製造することができるので、日々変化していく工事の進捗や、急なトラブルにも対処しやすい、ロスの少ない埋め戻しが可能だと言えます。

 

埋め戻し土の種類3:流動化処理土

流動化処理土は、建築現場で発生した残土に水とセメントを混ぜて作るものです。

流動性のある、資源循環型の埋め戻し材です。

流動化処理土は、転圧機械による締め固めが難しい場所への埋め戻し工事などで利用されています。

流動化処理土は、生コンクリートのように外部から搬入することが一般的で、時間とともに硬化してしまうので、調整が困難だという欠点があります。

 

埋め戻し土に最適な土の性質

埋め戻しの際に用いる土を、「埋め戻し土」または「盛り土」と呼びます。現場で発生した土をそのまま使用することもありますが、購入した山砂や、他の現場から良質な発生土を購入して使用することもあります。

埋戻し土は、金額や性質によってA~D種に分類されています。A種は山砂の類、B種は根切り土の良質土、C種は他現場で発生した土の中の良質土、D種は再生コンクリート砂です。

埋め戻し土として最適な土は、A種の、山砂の砂質土です。

山砂は、川の砂や海の砂と比べて色々な粒径のものが混ざっており、締め固めた際に強固になるからです。

 

埋め戻し土の余盛はどれくらい?

地中の土を地表に上げると、体積が約2倍に増えます。そのため、埋め戻しをするとその土が時間の経過とともに収縮してしまい、埋め戻した部分が沈んでいってしまいます。

埋め戻しをする際に、この沈下を見越して多めに土を盛り上げること、または土を盛り上げた部分を余盛と言います。

余盛厚は、50~150mm程度にしましょう。

埋め戻し土は、いくら締め固めても強度はあまり強くありません。必ず土が沈むことを考慮して埋め戻しを行いましょう。

 

埋め戻しの締固めの工法は何?

埋め戻しの土の締め固めには、水締めを行います。

水締めとは、砂に水をかけながら締め固めていく工法です。水締めを行うには、埋め戻し土が透水性の良い砂(水が十分いきわたる砂)であることが前提です。

透水性の悪い砂質土、粘土質の土には、ローラー等の機器を使って締め固めを行いましょう。

 

埋め戻しの問題点

埋め戻しをする際、それぞれの発注者や現場で工事を行う業者などが埋め戻しの材料を決定し、埋め戻し作業を行っています。

埋め戻しが不完全だと、その埋め戻しが原因で地盤の不良化や陥没などの問題が発生します。

それを防ぐためには、埋め戻しに必要な材料の特性や、埋め戻し後の地盤の研究などを行って、埋め戻しの標準を確立することが必要だと言えます。

 

埋め戻しの知識を増やそう!

埋め戻しとは、工事において地面を掘削した後、その掘削で出来た空間を土などで埋め戻すことです。

埋め戻しの際には、現場で出た余剰分の土、他の現場で出た土、購入した土、セメントミルク、流動化処理土などが埋め戻し土として利用されます。

埋め戻しに使った土は時間が経つと収縮してしまうため、地盤の沈下を防ぐために余盛を行うことも必要です。

埋め戻しが不完全だと陥没などの問題が発生してしまいます。

埋め戻しについての知識を増やし、正しい手順で埋め戻しが行えるようにしましょう。

 


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