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パッチングとは?パッチング材の特徴やオーバーレイとの違いを解説

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公開日時 2023.02.14 最終更新日時 2023.02.14

パッチングとは?


パッチングとは、舗装された道路にできた小さなひび割れやくぼみのような損傷部分を、アスファルト混合物などを使って穴埋めする応急処置のことを指します。

パッチングで修繕できる損傷は、小さな規模のものに限られます。道路に損傷部分があるのを発見したら接着剤を塗布し、段差ができないよう注意しながら均等にアスファルト合材を敷き詰め転圧したら完了です。

道路を使う人々が安全に走れるようにするための作業です。交通規制の時間が1時間くらいで済むよう施行されます。

パッチング工法とは?


パッチング工法とは、舗装した道路の路面上にできたポットホール(へこみ)やひび割れを、アスファルト混合物などを使って穴埋め、または狭い面積に上積みする補修工法のことです。

壊れた部分の舗装材料を取り除き、セメント系または樹脂系の材料を用いて補修します。パッチング工法は少ない人数で作業でき、所要時間も短く済むので、コストや時間をあまりかけずに施行できます。

パッチング工法の手順

パッチング工法の手順について説明をします。

最初に、安全に作業できるよう通行規制をかけます。そして、竹ぼうきなどで穴の中の砂やゴミなどを掃きとります。ゴミがあると、アスファルト混合物のつきが悪くなるからです。

次に、穴埋めを行う箇所をガスバーナーであぶり、水分を飛ばします。さらに路面とアスファルト混合物のつきを良くするために乳剤を散布します。

乳剤を散布したら、アスファルト混合物を地面に敷きます。アスファルト混合物を敷いたらトンボを使って敷き均し、穴を埋め、敷き均したアスファルト混合物の上に、振動プレートコンパクタを使って表面処理を施し、再び乳剤を散布します。

穴が埋まったら、再びアスファルト混合物を盛って、周りと段差ができないようトンボで丁寧に敷き均していきます。敷き均したら表面処理を施し、最後に小型の振動ローラーを使って締め固めたら完了です。

パッチングとオーバーレイの違い3つ

パッチングとオーバーレイの違い3つ

道路の補修に使われる工法として、オーバーレイ工法があります。オーバーレイ工法はパッチングと同様に舗装道路の補修を行うものですが、こちらは既存の舗装面の上に新たな層を重ねるという工法です。

また、オーバーレイ工法は破損した道路を補修する役割だけでなく、道路の舗装層を増やすという効果もあります。これにより、舗装面が摩耗するスピードの速い交通量の多い道路でも活用されています。

オーバーレイ工法は、シンプルでコストもあまりかからないので重宝されている工法です。では次に、パッチングとオーバーレイの違いはどこにあるのか3つご紹介します。

違い1:工事する場所の大きさ

オーバーレイ工法は、広い範囲にひび割れが起こる危険がある時に採用されます。

パッチングはひび割れしていたり穴が開いている部分を埋めていく工法です。破損している部分のみを補修するので、範囲は広くありません。

それに対してオーバーレイは破損やひび割れがある範囲全体に新しい舗装の層を重ねるので、広い範囲の補修を行うことができます。

違い2:方法の幅広さ

パッチング工法は穴を埋めて、均して、固めるという工法です。それに対し、オーバーレイ工法は方法がひとつではありません。通常は道路の舗装面の上に新しい舗装材を塗り重ねていきます。

しかし、車の走行などにより路面が全体的に平らでない場合、舗装材を重ねるだけでは平らな路面にならないことも少なくありません。

その時は、切削オーバーレイという表層部分を切削して平らにしてから、改めて舗装材を重ねていく方法をとることもあります。このように、オーバーレイ工法は路面の状況に合わせて方法を変えられるのです。

違い3:使用する舗装材料

パッチング工法では、アスファルト混合物やシーリング材を舗装材料として使います。

それに対しオーバーレイ工法で使われる材料は、アスファルト、またはアスファルトに砂や砂利、フィラーと呼ばれる石灰岩を混ぜたアスファルト混合物です。

また最近では、たわみ性や水密性に優れた薄層砕石マスチック舗装や、排水性のある薄層排水性舗装、排水性や騒音低減性に優れた薄層ドレーンミックス工法などが使われることもあります。

パッチング材の3つの特徴

パッチング材とは、ひび割れた部分や穴の部分に充填する材料のことです。

道路の修繕では、主にアスファルト材が多く使われます。パッチング材にはさまざな製品があり、その製品ごとに特徴もさまざまです。

ここでは、パッチング材の3つの特徴についてご紹介します。

パッチング材の特徴1:開封してすぐに使用できる

パッチング工法とは、アスファルト材を穴やひび割れ部分に敷き、それを均してしっかり固めるだけの工法です。

そのため、パッチング材も袋や箱を開封し、穴やひび割れ部分にまくだけとなっています。特別な工具や手順は必要なく、開封したらすぐに使用できるのが特徴です。

パッチング材の特徴2:施工場所に合わせて調整できる

パッチング工法とは、さまざまな場所・大きさの破損を補修する工法です。

そのため、パッチングに使われるパッチング材は施行する場所に合わせて量を調節できるようになっています。

ひび割れの形に沿って敷き詰めたり、穴の大きさに合わせてパッチング材を投入するといったことができるようになっています。

パッチング材の特徴3:耐火性に優れている

耐火性とは、高温に耐えられる素材であるということです。

パッチング材の中には、耐火性のある骨材と可塑性材料、 バインダーなどを水で練り合わせた練り土状の耐火物もあります。

このパッチング材は、主に炉の構築や損傷箇所の補修用途などに使用されますが、この場合は手で強く押し付けるか、木槌などを使って施工を行います。

パッチングの知識を得ておこう

パッチングとは、道路にできた小さなひび割れやくぼみなど、破損した部分をアスファルト混合物などを使って穴埋めして応急処置を行うことです。

パッチングはあまり広い範囲に行うものではありませんが、少人数・短時間で工事ができるところがメリットです。広い範囲を補修するときには、オーバーレイなど別の工法を採用します。

パッチングは道路を安全・快適に走れるようにするための大事な作業です。パッチングがどういうものなのか確認し理解しましょう。


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